ビジネス

2020.10.21 13:00

起業家・本田圭佑が大切にしてきた 3つの「キーワード」 #30UNDER30


「日本の受賞者、読者の視座を上げる機会に絶対になるはず」と本田が推薦をした海外のUnder 30たちを、「DREAMERS AWARD」受賞者として、彼らの手がける事業とともに紹介する。

BOLT Co-founder and CEO/RYAN BRESLOW


サンフランシスコを拠点とする「ボルト」はオンライン小売業者へ向けて、購買者が支払い処理、不正検知をワンクリックで完結できる総合的なプラットフォームの提供をしている。現在26歳、共同設立者兼CEOのライアン・ブレスローは学生時代から企業のeコマースウェブサイトの立ち上げに関わってきた。その際に企業が、決済、税金、クーポンなどをスムーズに処理できていないという課題に直面。この問題を解決するため、2014年、スタンフォード大学を中退、同年ボルトを創業。現在、年10億ドルの決済収入を達成している。

COINLIST FOUNDERS /ANDY BROMBERG, PAUL MENCHOV AND BRIAN TUBERGEN

コインリストは2017年、サンフランシスコで創業。ビットコインやイーサリアム、今後を有望視されているCelo、Algorandなどのトークン販売のプラットフォームを提供している。本田圭佑に限らず、コインリストに投資したジャック・ドーシーも、「暗号通貨は新しいプロジェクトに対して、信頼できるプラットフォームを必要としている。コインリストはその役割を担う産業をけん引している」と太鼓判を押す。1994年生まれのアンディ・ブロムバーグが社長を、94年生まれのポール・メンショフがCTOを、91年生まれのブライアン・ツベルゲンがCPOを務める。

ENTREPRENEUR AND INVESTOR/JOSH BUCKLEY

現在28歳のジョシュ・バックリーは、過去100社以上のスタートアップに投資をしてきた投資家・起業家。本田圭佑とは、サンフランシスコの友人宅での夕食会で知り合い、そこではビジネスに対する情熱を語り合ったという。2011年設立、モバイルゲーム開発会社Mino GamesのCEOを務めた際には、従業員75人にして年間売上2,000万ドル超を達成。現在はRippling、Boom Supersonic、Playco、Relativity Spaceなどのテック系企業の初期投資をメインに行っている。今後の目標は、絶えず学び続けること、そして、企業を立ち上げたりサポートしたりすることで、世界にポジティブな影響を与えることだという。

文=瀬戸久美子

この記事は 「Forbes JAPAN Forbes JAPAN 10月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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