ライフスタイル

2020.10.18 13:00

大人顔で地球に優しいフーディ


小暮:つまりこのフーディに使われているのもリサイクル繊維というわけですね。なおかつ無縫製で成形するから無駄な裁断も不要で、従来の製品に比べて廃棄ロスも少ない。製造するプロセスでも環境に配慮している。

森岡:縫い目のない「ホールガーメント」製法でシルエットも立体的につくられています。ストレスのない着心地と同時に静止時のシルエットの美しさにも注目したいですね。

小暮:全体のスタイリングを常に考える森岡さんとしてはそういったことにも注目されているのですね。実は以前、「ザ・ノース・フェイス」のポリエステル素材のニットウェアを購入したことがあります。速乾性があり、自宅で洗濯もできるイージーケアで、重宝しました。この製品も同様の性能をもっているようですね。これは使う側としてはうれしい。

森岡:アウトドアで活用できる機能性をもちながら、普段使いもできる高い汎用性をもったフーディ。色もシックなので違いがわかる大人に着てもらいたいと思います。

小暮:このブランドが創業と同時に掲げたコンセプトが「Never Stop Exploring」(飽くなき探求心)。このフーディはブランドとしても、コンセプトとしても環境に配慮して、新しいことを探究する高い気概をもった製品です。そういう精神にぜひとも共感して着てほしいですね。

森岡:エコカーを選んだり、電気もエコなものを選んだり、そんなことから地球を守ることはスタートします。この服を選ぶことも環境問題を考えることにつながると思います。


森岡弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09 年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN Forbes JAPAN 10月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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