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Chris Hondros/Getty Images

資産規模で全米最大の銀行であるJPモルガン・チェースは10月13日、ウォール街の予想を覆す決算を発表し、昨年を上回る純利益を計上して決算シーズンの幕開けを迎えた。

ニューヨーク本拠のJPモルガン・チェースの第3四半期(7〜9月)の全体的な収入は299億ドル(約3兆1500億円)で、前年同期の300億ドルをわずかに下回ったものの、アナリスト予想の284億ドルを上回った。

一方で第3四半期の純利益は前年同期の91億ドル(1株あたり2.68ドル)から、94億4000万ドル(同2.92ドル)に拡大した。アナリスト予想は1株あたり2.23ドルだった。

純利益の上昇の主要因としては、引当金と貸倒損失を合計した不良債権処理費用(信用コスト)が6億1100万ドルで、前年同期より60%減ったことがあげられる。アナリストらは、パンデミックが個人収入に打撃を与えたことで、25億ドルを見込んでいたが、これを大きく下回った。

この発表を受けて、S&P500とダウ工業株指数の株式先物はそれぞれ0.1%と0.4%下落したが、ハイテク株の多いナスダックの株式先物は1%近く上昇し、アマゾンのプライムデーとアップルのiPhone 12の発表を控える市場にさらなる好材料をもたらした。

「重大な不確実性があるにもかかわらず、当社は、包括的な取り組みで気候変動に対処するためのソリューションを推進し、人々の暮らしを向上させようとしている」と、JPモルガン・チェースの会長兼CEOのジェームズ・ダイモンは声明で述べた。

シティグループも13日、アナリスト予想を上回る32億ドルの利益を計上した。同社は世界金融市場の乱高下を背景にトレーディング収入を16%増加させ、コンシューマー部門の低迷を補うことになった。

編集=上田裕資

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