米ツイッター、選挙控え誤情報対策を強化 トランプ関連の混乱警戒

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ツイッターの法務・ポリシー・安全性責任者のヴィジャヤ・ガッデと製品責任者のケイヴォン・ベイクパーは、ブログへの投稿で「ツイッターは民主的な会話を可能にし、市民参加を後押しし、有意義な政治対話を促し、権力や権限をもつ人が説明責任を果たせるようにすることで、世界中で非常に重要な役割を果たしています」と強調。

「しかし、ツイッター上での重要な対話の清廉性を、それを損なおうとする国内外の試みから守らなければ、それが達成できないことも自覚しています」と続けている。

大統領選など一連の選挙を控え、選挙に関する誤った情報は米国で大きな問題になっている。ツイッターだけでなく、米フェイスブックをはじめとするほかのソーシャルネットワーク各社も、政治広告に関する規制を拡大するなど、あらためて対策を講じている。

世論調査によれば、トランプの支持者は民主党の大統領候補ジョー・バイデン前大統領の支持者よりも、選挙日に投票に行く可能性が高い。民主党の選挙戦略担当者はそれを踏まえ、投票日当日の夜、郵便投票がすべて集計される前にトランプのリードが示される「赤い幻影」(赤は共和党のシンボルカラー)に警鐘を鳴らしている。

トランプがその時点で早まって勝利を宣言し、のちにバイデンの逆転が判明したときに、結果に異議を唱えるおそれがあるからだ。

編集=江戸伸禎

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