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Henrik A. Jonsson / shutterstock.com

ディズニーは10月12日、メディア部門とエンターテインメント部門を再編し、ストリーミング事業を強化すると宣言した。同社の動きは、NBCユニバーサルやワーナーメディアに続くものだ。

ディズニーは、映画フランチャイズや一般的エンターテイメント、スポーツ向けの複数のコンテンツグループを設立すると同時に、メディア事業を1つの組織に集約し、コンテンツ配信や広告事業、ストリーミングのDisney+の運営を行っていく予定だ。

ディズニーCEOのボブ・チャペックによると、クリエイティブチームはコンテンツ製作に専念し、新たに編成される「グローバル配信チーム」が、全てのプラットフォーム上のコンテンツ配信と収益化に専念するという。

今回の組織改変はDisney+の成功を受けてのもので、今後はダイレクト・トゥ・コンシューマー(D2C)型のビジネスに注力していくとチャペックは述べた。ディズニーの製作部門は今後、映画館やテレビネットーワークだけでなく、ストリーミングに最適なコンテンツの製作に注力することになる。新たな体制は直ちに発足する。

CNBCの報道によると、物言う投資家として知られるダニエル・ローブは先日、ディズニーに対し、動画配信サービスのコンテンツを大幅に拡充するため、現在は配当に回している30億ドル(約3200億円)の資金を振り向けるよう要求したという。

ローブが率いるヘッジファンドのサード・ポイントはディズニーの大株主の一社だ。彼によると、ディズニーは予算の見直しによってDisney+に注ぐ資金を2倍に増やし、会員数を伸ばし、解約数を引き下げ、価格を引き上げることが可能だという。

「ディズニーはこの取り組みによって、短期間で数百億ドルの増分価値をディズニーの株主にもたらし、プラットフォームが大規模化すれば数千億ドルの増分価値を生み出すことができる」とローブは述べた。

NBCユニバーサルとワーナーメディアも既に事業再編を行ない、それぞれのストリーミングサービス「ピーコック」と「HBOマックス」への注力を進めている。

編集=上田裕資

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