マネー

2020.10.13

【10月第1週資金調達まとめ】人工合成クモ糸開発に取り組むSpiberが59億円の調達


NearMe


調達額:5億円
調達先:ニッセイ・キャピタル / JA三井リース / DBJキャピタル
備考:シリーズA

タクシーの相乗りマッチングアプリ「nearMe.TaxiShare」や、様々な送迎をドアツードアで行うオンデマンド型シャトルサービス「nearMe. SmartShuttle」などを提供するスタートアップ。

海外ではUberやGrabなどのユニコーン企業が配車サービスを手がけており、簡単に安くタクシーを使うことが出来る。しかし、日本では同じやり方が法規制の問題で出来ないためにまだ遅れているのがこの分野だ。

そこで同社は日本に適したサービス「nearMe.」を開発。このサービスはタクシーを手配するのではなく、同じ方向にタクシーで行く人を見つけマッチングするもの。相乗りを実現することによって、通常の料金よりも安く乗れるのがメリットとなっている。

2020年10月には、ニッセイ・キャピタル、JA三井リース、DBJキャピタルなどを引受先とする5億円の資金調達を実施。

調達した資金は、スマートシャトル事業の新規路線立ち上げや人材採用、提供サービスの認知向上のためのマーケティングなどに充当し、さらに事業を加速していく。

モノグサ


調達額:4億4000万円
調達先:UB Ventures / WiL

知識を定着させるために最適な問題を自動で生成してくれる学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」を提供しているスタートアップ。

同サービスの特徴として挙げられるのが、”各ユーザーの記憶度に応じて問題の出題頻度や難易度が調整される”ということである。

各ユーザーの記憶の定着具合によって、問題の内容は同じでも出題形式が異なっている。記憶度が低い状態の時は比較的問題の難易度を落とし、記憶がある程度定着してきた場合には、記述問題やひっかけ問題などの比較的難易度の高い問題が出題されるようになっている。

これにより、各ユーザーの記憶力に応じた問題を自動で出題でき、各々に適した問題を解きながら記憶力の定着を図ることができる。

2020年10月にはWiL及び既存株主であるUB VENTURESを引受先とする総額4億4000万円の第三者割当増資を実施。調達した資金は、主に人材の採用・サービスの強化に活用し、コロナ禍で急務となった、教育業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する方針。

みーつけあ


調達額:2億4000万円
調達先:PERSOL INNOVATION FUND / グリーベンチャーズ / ジェネシア・ベンチャーズ / 日本スタートアップ支援協会

介護情報提供・相談サービス「みーつけあ」など、介護のDXを推進するサービスを提供しているスタートアップ。

「みーつけあ」は、介護事業所を見つける際にどこの事業所が適切か、また手続きの方法など介護にまつわる心配事を相談することができるサービスだ。ケアマネージャーを紹介し、適切な事業所へと無料で導くシステムとなっている。

そのほか、仕事を探している登録ヘルパーとヘルパーを募集している訪問介護事業所をマッチングするサービス「みーつけあWorkers」や、介護を必要としている利人と介護ができるヘルパーの無料マッチングサービス「みーつけあマッチング」を提供している。

2020年10月にはジェネシア・ベンチャーズ、グリーベンチャーズ、日本スタートアップ支援協会、Persol Innovation Fundと、エンジェル投資家複数名を引受先とする2億4000万円の資金調達を実施。

本調達により、事業所開拓のマーケティングに注力し、介護業界のさらなるDX推進を目指す。

文=STARTUP DB

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