人生やキャリアで迷っている人へ 道筋を明確にする3つの方法

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2. 自分を他人と比べるのをやめる


混乱を乗り越えるのに不可欠なのが、自分自身に焦点を当てることだ。そのためには、他人がしていることや、他人が自分よりもうまくやっているかどうかに目を向け過ぎてはいけない。「私は、自分を他人と比べる癖が自分のためにならないと気づくことがなかなかできずにいた。これは他の多くの人も同じようだ」

「さらに、自分の価値を他人の基準で比較すると、自分を低く評価しがちになるため、比較は危険」なのだという。自分自身を低く評価する人は、自分がどんな貢献ができるかが見えなくなる。他人と自分を比べたいと感じた時は、焦点を自分自身にそっと戻そう。

「あなたはユニークな存在であり、それは他の皆も同じで、比べることはできない。これは、グランドキャニオンと太平洋のどちらがより美しいかを決めることと同じくらい意味がない。どちらも美しい自然の創造物であり、比較によりどちらかを低く評価はできない」

3. 創造力を発揮する


「私は大人になってからしばらく、自分はいわゆる『芸術家』タイプではないため、創作力がないと思っていた。でも、その前はとても創作力がある子どもだった。詩の創作や、ダンス、服のデザイン、演技などに、誰かに見せるためではなく、純粋な情熱から取り組んでいた。でも、学校から左脳の作業を押し付けられることで、右脳が機能を停止していった」

人は誰しも創造的な面を持っているが、それを忘れて、自分は真の「芸術家」ではなく、創造力がないと考えてしまうことがある。「私たち個人の素晴らしさや才能を決めるのは、そのユニークな創造力だ。他人との比較がばかげている真の理由もここにある。女性たちには、自分自身に創造性という贈り物を与えて、限界を作っている思い込みの壁を取り払い、自分に最も喜びをもたらしてくれるものを探し、最も生きていると感じられるような情熱を見つけてほしい。そして、その喜びを世界と共有することがとても大事だ」

混乱は今後突破口が訪れるサインであるかもしれないと考え、自分を他人と比較せず、自分の中の創造性を受け入れて、好きなことに好きなように取り組めば、より早く混乱を乗り越えて、はっきりした考えにたどり着くことができる。人生の目的や、キャリアでの次のステップなど、明確にしたいものが何であれ、自分の内側を見つめ、自分のユニークな創造性と、自分が提供しなければいけない価値を受け入れれば、その答えはきっと見つかるだろう。

編集=遠藤宗生

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