自宅でのティータイムを向上させる8つの方法

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2. 正しく煎じる


茶の種類により、煎じるのに最適な湯の温度は異なる。紅茶は完全に沸騰した湯で煎じるのが最適だが、より繊細な白茶や緑茶は過度な熱で損なわれてしまうため、煎じる前に湯を約70~80度まで冷まそう。

また、茶と湯の適切な比率を守ること。1カップ(約190~250ミリリットル)の茶を作りたい場合はティーバッグ1つか、バッグに入っていないリーフティーをティースプーン山盛り1杯で十分だろう。ティーポット(約470ミリリットル)の場合はその倍だ。

煎じる時間も茶の種類によって変わる。ティーバッグの茶葉は小さめで表面積が大きいため、すぐに煎じ出すことができて短い時間で済む。リーフティーを煎じるには少し長めの時間が必要だ。一般的に、緑茶を煎じるのに必要な時間は2、3分、烏龍茶は3、4分、紅茶とハーブティーは最大5分だ。

3. ボール型の茶こしは使わない


リーフティーを使って茶を作る場合、フィルター(特にボール型の茶こし)を使うのではなく、茶葉を直接ポットに入れて煎じてからカップに移すのが最善だ。こうすることで茶葉が広がり、風味を最大限に出す十分な空間が持てる。

4. 高品質な茶葉を選ぶ


「ティーバッグに入った茶はいつも低品質だというのはよくある誤解だ。実は、ティーバッグに入った茶がリーフティーの味に勝ることもある」(シン)

品質が同等ならば、決め手は個人的な好みだ。「ティーバッグに入っている茶は便利だが、リーフティーを使えば入れる側で茶の濃さを調整しやすい」とシン。「しかしこの2つの違いとしては、リーフティーを使うことで茶を煎じる儀式を最初から最後まで体験できることが挙げられる」

5. 水が重要


茶の専門家は水に配慮するものだ。シンは「1杯の茶に使われている材料は茶葉と水の2つだけだ。そのため、水の質が味に大きな違いをもたらすことがある」と述べた。ミネラル含有量が低~中程度の、浄水器を通した水か自然の湧き水を使うこと。また、必ず沸騰したての湯を使うこと。再沸騰させると酸素の大部分が失われてしまうからだ。
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翻訳・編集=出田静

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