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ビジネス

2020.10.09 15:00

近くに素晴らしい体験があるじゃないか。和文化×ホテルのマイクロツーリズム

一流講師による日本の伝統文化体験を提供する「和文化エクスペリエンス」Japan Culture and Technology(以下、J-CAT)は、宿泊施設の一室を地域に開放してオリジナルの和文化体験を提供するサービス「和文化 for Hotels」を提供開始した。

地域住民との接点作りをしながらホテル・旅館の新たな収益源にもなる取り組みとなり、この度、事業初となる文化体験イベントを、小田急電鉄グループのUDSが運営する「HAMACHO HOTEL」にて実施した。

「和文化 for Hotels」とは


J-CATはこれまで、寺院や庭園などの特別な空間と一流講師による本格的な日本文化体験を実施するサービス「和文化エクスペリエンス」を企業研修や外国人団体旅行客向けに提供してきた。また、新しい生活様式が浸透する中でも、職人・芸術家にとって負担の大きいオンラインイベントの企画・集客・運営等をトータルで支援する「オンライン文化体験」など、日本の文化芸術を学び体験できる機会を提供してきた。 



この度、提供を開始した和文化エクスペリエンスによる「和文化 for Hotels」は、宿泊施設に合わせたオリジナルの体験・ツアーを、企画から運営までフルサポートし伴走するサービス。宿泊施設の空いた時間帯のスイートルーム、イベントスペース、レストランなどを有効活用し、文化・芸術分野の一流講師やガイドを派遣し、本格的な体験を提供するものとなる。


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ホテルと地域住民を繋ぎ、新たな収益源の確保へ


このスキームにおいて、J-CATは文化体験の企画~講師キャスティング~当日運営までワンストップで提供し、宿泊施設側は参加者の集客のみを実施、手間や持ち出し費用を最小限に抑えて催行できるだけでなく、イベント参加費として新たな収益源を確保できることが特徴だ。

観光庁の発表では、2020年7月の国内のホテル・旅館への宿泊者数は2258万人、客室稼働率30.4%*と、昨年同月比で50%以上減少するなど、コロナ禍による危機的な状況が続いている。「GoToトラベルキャンペーン」では、10月1日から東京都が対象に追加されたものの、都内のホテルは依然厳しい状況が見込まれ、新たな収益元の確保が課題になる一方、東京在住の方の間では、越境旅行に対して「地方から歓迎されるか不安」といった声もあがっている。(※:観光庁「宿泊旅行統計調査」)

遠隔との行き来が難しい昨今の社会情勢も踏まえて、従来はホテルとの関わりが少なかった地域住民、都内近郊の方々も参加でき、新たな接点づくりにも繋がる体験イベントも可能。

事業初となる文化体験イベントを「HAMACHO HOTEL」にて実施




9月27日(日)には 「和文化 for Hotels」の第1回の取り組みとなる和文化体験を、小田急電鉄グループのUDS株式会社が運営する「HAMACHO HOTEL」にて実施した。“日本各地の手しごとに触れる空間”としてつくられた特別な一室「TOKYO CRAFT ROOM」を少人数限定としたプライベートの体験スペースとして特別開放し、華道講師である草月流師範・阿多星花氏を招き秋の花を生ける「華道体験」を開催した。当日の参加定員は近隣住民の方を中心に満席となり、ご予約の段階でキャンセル待ちをいただく程、多くの関心をお寄せいただいた。



「都市型マイクロツーリズム」としての利用にも期待 


従来及びコロナ禍における宿泊施設の日中の空室活用は、デイユースやワーキングスペース等で開放することが一般的でビジネス層など一部にユーザーが限られていたが、今回のように地域コミュニティへ広く開放し、住民との接点作りを目的とした取り組みは先行した事例となる。

体験で活けた華道の作品は、持ち帰り又は宿泊客の場合には客室に飾ることも可能。近隣施設での文化体験は、子供を含めた家族によるレジャー利用の他、友人同士による交流、お一人様の趣味としての利用など、地域住民からの幅広いニーズに応え、地域との接点を広げると同時に、遠隔旅行が難しい又は、控えている都内在住の方々への【都市型マイクロツーリズム】としての利用も期待できる。

今後は、宿泊施設内の空間だけでなく、近隣の文化施設などの地域独自の空間とコラボレーションした体験づくりなどを視野に展開していく予定だ。


会社概要
・会社名:Japan Culture and Technology 株式会社 (J-CAT)
・代表:飯倉 竜
・本店所在地:東京都台東区浅草2丁⽬13-9 TAビル2F
・事業内容:訪日外国人伝統文化関連プラットフォームの提供、芸術家・職人支援事業(Web制作、ITサポート等)

PR TIMESより

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