Close RECOMMEND

世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

都市型リゾートとして2014年に誕生した「アマン東京」

オリンピックイヤーの今年、日本全国に新しいホテルが次々と誕生している。10月から東京都民も対象になったGoToトラベルキャンペーンの影響もあり、今年の休暇は海外に行くことができない代わりに、近郊のホテルでステイケーションを楽しみたいという人も多いのではないだろうか。

そこで、現在は日本をベースにトップモデルとして活躍する傍ら、旅をライフワークとして仕事やプライベートで訪れた世界各地の魅力をSNSを通して発信してきた大屋夏南(@__kana_oya__)に、おすすめのホテルでの過ごし方を聞いた。


もしモデルになっていなかったら、どんな仕事についてたと思う?

そう聞かれたら、「どんな形であれ、何か旅に関わる仕事がしたい」と答えています。

19歳で初めて単身パリに行ってから、仕事、プライベートを含め今まで23カ国を旅してきました。自分が住むこの地球をもっと知りたいという気持ちで飛び回り、旅することによって得た新しい感覚、学び、そしてその素晴らしさを多くの人にも知ってもらいたい一心で、旅を自分のライフワークとして発信し続けてきました。

これまでの活動が実を結び、今年4月には、初の旅エッセイ&ガイドブックを出版することもできました。

こうして今後さらに、旅の素晴らしさを多くの人に伝えたいと思っていた矢先に、世界でパンデミックが起きました。

私を含めて、旅が好きな多くの人が、海外に行けないこの状況下で少しでも旅感覚を味わうため、近郊のホテルに泊まるステイケーションという選択肢を楽しむようになったと感じています。

おもてなしの文化を持つ日本は、世界でもトップクラスのホテル体験ができる場所の1つです。東京オリンピックに向けて今年オープンしたホテルも多いので、選択肢には困りませんが、そんな中で私が自信を持ってお薦めしたいのは、「アマン東京」です。

派手な演出に頼るのではなく、削ぎ落とされた美しい空間で非日常的な体験を提供してくれます。アマンは世界で32軒のリゾートを展開していますが、そんな中で、唯一の都市型リゾートとして2014年に出来たのが「アマン東京」です。

33階にあるロビーに一歩足を踏み入れると、自分が東京にいることを忘れてしまうくらい静かで穏やかな空間が広がっています。そこには土地の環境や伝統文化を大切にしながらも現代性を融合させたアマンならではの“日本らしさ”があります。

中庭をイメージしたガーデンレセプションには、大きな生花を中央に据えた池、ランドスケープデザイナーが手がけた石庭、そして高さ約30メートルの和紙に覆われた壮大なスケールの空間がひろがります。大胆でにシンプルな空間は、西側の壁一面の窓から差し込む光によって美しさを増し、表情を変えていきます。

アマンが他のホテルと決定的に違うのは、「豊かさ」の捉え方です。

サンスクリット語で「平和なる」という意味を持つ「アマン」では、心と身体の調和を大切に、今となってはよく耳にするようになった「ウェルネス」という考え方を長い間、軸として持ち続けています。全てのサービスがそこに紐づいているからこそ、他にはない奥深い癒しをここでは体験することができるのです。

常に小規模であることにこだわるスタイルは、東京でも変わりません。84室に抑えた客室はゆったりとしていて、高い天井と大きな窓が更に開放感を与えてくれます。

小上がりのようにベットエリアとリビングスペースを高低差で仕切り、窓辺には縁側のようなスペース。客室では、洗練されていながらもどこか懐かしさも感じることができます。



障子で仕切られたバスルームには黒い花崗岩でできた日本様式の広々とした浴槽があり、その横にはヒノキの桶や椅子、伝統的なお風呂の入り方をレクチャーしてくれる冊子など、粋な計らいも。大都会を眺めながらのバスタイムは格別です。

文=大屋夏南

PICK UP

あなたにおすすめ