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「遊び」で変わる地域とくらし

鎌倉にオープンした梅体験専門店「蝶矢」では梅シロップや梅酒を手作りできる

「チョーヤ」と聞くと、多くの人が梅酒とともにあのテレビでおなじみのサウンドロゴを思い浮かべるだろう。チョーヤ梅酒(チョーヤ)は、国内の梅酒シェアの3割を占める、日本一の梅酒メーカーだ。

そのチョーヤが、今年6月、神奈川県鎌倉市に、梅体験専門店「蝶矢」をオープンした。京都店に次ぎ2店舗目だ。

自分で梅体験の予約を試みたのだが、公式サイトでは2週間先まで常に満席。なかなか予約がとれない人気店だ。

梅体験での組合せは100種類以上


「蝶矢」は、鎌倉駅から徒歩1分。古民家を改装した白を基調としたおしゃれな店舗と、砂利が敷き詰められた庭が広がる。

多くの客の目当ては、チョーヤならではの厳選した梅5種類、砂糖5種類、酒4種類を用いて、その場で梅シロップや梅酒をつくることができる味覚の体験だ。店内の大半を占めるブースでは、1日約50名の体験者を受け入れている。

梅シロップや梅酒に使う梅は、完熟南高、白加賀など、普段はあまり見ることができない種類が揃えられている。砂糖も、氷砂糖、金平糖、はちみつなどから好みで選ぶことができる。

梅酒なら、ウォッカやホワイトラム、ジンなど、使う酒によって味が変化する。その組み合わせは100種類以上。自分好みの味わいに仕上げることができるのが人気の秘密だ。

私も実際に訪れて体験してみたが、参加者にはリピーターも多く、オープン3カ月目にして、リピート率は30%と驚異的。なかには、前回とは別の組み合わせを試してみたいという人や、恋人に記念日の思い出として体験をプレゼントしたという人もいた。

参加者たちは、梅シロップや梅酒をつくることを通して、「選ぶ、迷う、つくる、楽しむ」という体験に魅了されているようだ。もちろん、お酒が飲めない参加者でも楽しむことができる。

これまで梅酒の購買層は50歳以上が多く、若者を取り込めていない「梅酒離れ」があったが、梅体験専門店の利用者は20〜30歳がメインで、顧客の若返りにも貢献している。

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白を貴重とした清潔感のある梅体験用のワークショップスペース(京都店)

文=内田有映 協力・写真提供=菅健太郎(梅体験専門店「蝶矢」ファウンダー)

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