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連載「元アマゾン産業医の相談室」サムネイルデザイン=高田尚弥

アマゾン ジャパン、エクソンモービルなどで超多忙なビジネスパーソンたちの心をプレッシャーから守る任を負い、多くの社員と面談をしてきた産業医の鈴木英孝氏。この6月、アマゾン ジャパンでのグローバルな産業保健活動を終えて独立、現在は開業産業医としてクライアント企業での産業保健のコンサルティング活動を行っている。

本連載では鈴木氏に、「超多忙なビジネスパーソンが自分の心を守りながらパフォーマンスを上げる方法」を教えていただく。第3回は、「ストレスを理解し付き合うために」にスポットを当てていただいた。


誰にとっても仕事のストレスはつきものです。適度なストレスは、モチベーションや仕事の生産性の向上に役立つことも事実ですので、ストレスと上手に付き合うことが期待されています。

ストレスを生じさせている外からの刺激のことを「ストレス要因」といいます(図1)。社会的ストレス要因、すなわち職場問題・家庭問題・経済的問題は、物理的・化学的・人間工学的・生物学的要因に比べて、心理的ストレスの要因になりやすいといわれています。

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図1 ストレス要因

ストレスをマネジメントする


ビジネスパーソンにとっては、自身の健康管理についてオーナーシップをもち、そのために必要な知識、技法を身に付け、自身の健康づくりに自発的に取り組むことがセルフケアの基本になります。ストレスへの気づきと対処に加えて、自身の考え方の「クセ」を修正することで、より前向きな思考ができるようになることは難しいことではありません。

ストレスマネジメントの基本は、第一に、ストレス反応に対する気づきを高めること、第二に、ストレス反応を解消するための具体的な行動を起こすことです(図2)。

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図2 ストレス反応にどう対応するか

ストレスを受け続けると、身体面、精神面そして行動面に反応が表れます。この1カ月を振り返って、次のような気持ちになったことはありませんでしたか(図3)? 

2週間を超えて毎日のようにこの様な体調や気分の変化を感じている場合には、過度なストレスにより心身が警告のサインを出している可能性が高いので、ストレスを軽減するための具体的な行動が必要と考えてください。


図3 身体、精神、行動面への反応例

文=鈴木英孝 編集=石井節子 写真=帆足宗洋

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