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ストレスにより、身体面、心理面、行動面に様々な反応が生じることを「ストレス反応」といいます。ストレス反応が出てもその要因が何であるかについては、なかなか気づきにくいものです。また、ストレス反応が身体面に限って表れる場合は、身体の病気と思われてしまい、ストレス要因に関連づけることが難しい場合があります。

診察や検査を受けてもなかなか原因が判明しない場合には、ストレスとの関連性についても考慮する必要があります(図4)。

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図4 ストレスとの関連性

「ルーチン化」でこまめにストレス解消


ストレスは一気に解消するのではなく、毎日の生活にストレスを溜めないための行動を、「ルーチン化」しておくことをお勧めします。

適度な運動


ストレス解消のためには、楽しむという感覚で運動をしていきましょう。「ランニングをする」「ヨガを楽しむ」「1万歩を目標にする」など、無理なく継続できる運動をお勧めします。

忙しい中で、運動する時間を見つけることは 容易ではありません。まず1日のスケジュールの中で運動の時間を確保する、それから逆算して業務のスケジュールを組み立てる様にしてください。「時間が空いたら運動をしよう」という思考では、いつまでたっても運動のための時間は確保できません。

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Getty Images

快適な睡眠


理想的な睡眠は、朝スッキリ起きることができる睡眠、日中に眠気を感じない睡眠のことです。「7時間寝なければならない」的な考え方は必要ありません。快適な睡眠に必要な時間には個人差がありますので、睡眠時間の長短ではなく、「睡眠の質」の方が重要です。

睡眠不足の解消のために「週末の寝だめ」で月曜日に備える方がいますが、この「寝だめ」による疲労解消の効果は一時的です。平日は睡眠を削り週末を寝て過ごすのではなく、週末も平日と同じくらいの時間に起きて、1週間を通し平均した質の良い睡眠がとれる環境づくりが望まれます。そうすれば、日曜の夜も平常心で過ごすことができる様になります。

仲間との交流


こころの内を話すことができる友人や知人がいることは幸せなことです。話をすることで、不安や心配な気持ちが整理されます。また、ヒントやアドバイスが得られることで、根本的な解決には至らないものの、問題解決の糸口が見つかることもあります。

仕事から離れた趣味・活動を持つ


仕事と離れ、自分の好きなことができる時間を大切にしましょう。趣味や活動を介した、仕事と関係のない人々との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げます。仕事以外から得られた交流から、新しい価値観を学ぶことができ、さらには問題解決能力を高めることにもつながります。

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Getty Images 

文=鈴木英孝 編集=石井節子 写真=帆足宗洋

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