4. 知的な謙虚さを持っているから
多くのリーダーは、弱いところを見せると弱気な態度を見せることになるのではと恐れている。また、自分が全く的外れだったことを認めれば信頼を失うだろうと考えている。しかし調査からは、知的な謙虚さ(自分の考えや信じていることが間違っているかもしれないと認める意思)を持つリーダーは、影響力や他者からの尊重・忠誠心を得るために自尊心や権力に頼るリーダーよりも有利であることが示されている。
知的な謙虚さを持つリーダーは、その場で最も賢い人になる必要性を感じておらず、かと言って影響を受けやすいわけでもない。こうしたリーダーは、自分に盲点があることを認めることをいとわないのだ。
5. 「分からない」は終わりではなく始まりだと知っているから
知識を持ったリーダーは、諦めて、分からないことを残すことをよしとしない。その代わり、好奇心を真の力と知恵を求める行動につなげるのだ。こうしたリーダーは率先して調査をし、「分からない」を「これから答えを見つける」と組み合わせ、答えを見つける意思を持っている。