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誰しも、自分が全てを知っていると思っているリーダーと働いた経験があるはずだ。こうした人は可能な限り、ありとあらゆる機会を使って自分のことを自慢し、自分には膨大な知識があることを他者が確実に理解するよう熱心に取り組む。

こうしたリーダーは、実は知識不足を認めることを恐れていて、それが露呈すれば弱くて能力がないと思われることを怖がっていたのだ。

しかし実際、人はこうしたリーダーを不快で現実離れしていて、自分のやり方に固執し、盲点を認めるのを嫌がる人と思った可能性が高い。

皮肉なことに、こうした人は「分からない」と言うことでリーダーとしての立場を強化できた可能性がある。

最高のリーダーがこの言葉を大事にする理由は次の通りだ。

1. うぬぼれが自信と同義ではないことを知っているから


自慢好きで、常に自分自身について話していて、大げさな形容詞ばかりを使うようなリーダーを考えてみよう。このうぬぼれは、自信のなさを隠し、他の人に話す機会を与えないようにするためのものである可能性が高い。

傲慢(ごうまん)で感情的に未熟な知ったかぶりはもっぱら一人で話をするが、自信があって心の知能が高いリーダーは十分に自覚を持ち、自分では全てのことに対する答えは分からないことを認め、他に答えを知っているかもしれない人の声を聞く意思がある。

2. 人間らしいことが正しいことよりも重要だと知っているから


威厳を持って誠実に「分からない」と言える場合、それは自分に弱い部分があり、完全に不完全な人間であることをいとわないことを示している。そうであれば、常に正しくて手が届かない人ではなく、正しく理解することを大事にする誠実な人として認識される。

従業員はリーダーに完璧さを求めていないが、その代わりリーダーが自己意識を持ち、盲点を最小限に抑えるために積極的に対策を取ることを期待している。

3. 他者からの学びに頼り、学びを拒まないから


最高のリーダーは知性がある人に脅威を感じたりしない。こうしたリーダーは、他者から学ぶことを拒まないため、自分自身の周囲に賢い人を集めている。リーダーは、質問の答えが自分には分からなければ、チームメンバーの一人が解決策を出してくれることを知っている。グロースマインドセットを持ち、誰もが素晴らしいアイデアをもたらすことができると信じることで、リーダーはチームにステップアップを促して力を与えつつ、自分の知識基盤を広げるものだ。

翻訳・編集=出田静

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