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2020.10.06

【9月第5週資金調達まとめ】独自AIによる身体計測ソフトウェアのBobygram Japanが18億円の調達


XTIA


調達額:4億円
調達先:双日

光コム形状測定システムの開発・製造・販売及びそれらを応用したスマートファクトリー推進事業を行う、東京工業大学発の企業。

同社は2005年にノーベル物理学賞を受賞した”光コム理論”を活用し対象物に光をあて反射する光を分析し物体のサイズや形状を計測する技術を提供している。

”光コム理論”の産業応用にいち早く取り組み、2016年には形状測定システムが完成し2017年には自動車メーカー各社で活用開始した。

また同技術を活用しこれまで人の目で品質管理が行われてきた目視検査の自動化を実現。

また、ベンチャーアワード2018、IoT推進ラボ第5回準グランプリ受賞経験をもつ。

2020年には社名を光コムからXTIAに変更。製品力の強化による光コム技術のさらなる普及、新事業立ち上げの加速、過去にない光コム技術の活用を目指したアライアンス事業の立ち上げに注力し、世界展開にも積極的に挑むための変更だという。

2020年9月には双日を引受先とする4億円の第三者割当増資を実施。

今回の調達を機に、検査工程全自動化における新たなソリューションである、検査プラットフォームの共同開発に着手した。

クロスビット


調達額:2億円
調達先:YJキャピタル / みずほキャピタル / イーストベンチャーズ / ニッセイ・キャピタル

紙とエクセルを使用しない新しいシフト管理ツール「らくしふ」の提供等を行っているスタートアップ。

同サービスはLINE上でシフト提出とシフト確認が完結するシフト管理ツールである。

同サービスに蓄積された勤怠データから最適な人件費の可視化売上や人件費からシフトを作成することが可能である。

2020年9月時点で導入店舗数は4500店舗以上を突破。シフト管理業務の90%以上の削減や、他店舗間のヘルプ機能の活用による数百万円分のリソースの創出など、さまざまな成功実績を持っている。

今後は、AIによる需要予測と合わせて必要な労働力が最適配置されるサービスを実現することで、企業の利益率向上にさらに貢献をしていく。

2020年9月にはニッセイ・キャピタル、みずほキャピタル、East Ventures、YJキャピタルを引受先に2億円の資金調達を実施。

本調達により今後は、企業のシフト管理の効率化だけではなく、AIを用いた需要予測と最適労働力配置により、企業のさらなる利益向上を実現するサービス開発に取り組む方針である。

ビヨンドボーダーズ


調達額:1億7000万円
調達先:REAPRA Ventures
備考:他個人投資家、創業者からの調達と金融機関からの借入も含む

国内外の不動産売買が可能な不動産検索サービス「SEKAI PROPERTY」を運営するスタートアップ。

同社の主要サービス「SEKAI PROPERTY」は、東南アジアを中心に常時65000件以上の物件情報が掲載されており、国・都市別の検索が可能だ。

また、日本人オーナーの体験談や現地ディベロッパーのインタビューなどコンテンツが充実している。

海外不動産投資だけでなく、海外移住やセカンドハウスを目的としたユーザーも増加している。

2020年度内には同サービス内の累計取引数が50億円を超える見込みだと発表している。

その他、不動産業界に特化した転職支援サイト「リアルエステートWORKS」も運営している。

2020年9月にはREAPRA VENTURES、個人投資家および創業者らを引受先とした第三者割当増資と、金融機関からの借入による約1億7000万円の資金調達を実施した。

この調達を受け、既存サービスの改善、不動産業界特化型キャリア支援サービスをはじめとした国内の不動産業者向けDX促進サービスの開発を進める方針だ。

文=STARTUP DB

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