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コーヒー抽出かすは脱臭剤として再利用した後に、さらにガーデニングで活用できる(写真=UCC上島珈琲)

10月1日は「国際コーヒーの日」。国際協定によって 「コーヒーの新年度」 と定められており、世界最大の生産国であるブラジルでは、コーヒーの栽培が新しく始まる節目に当たる。この節目に、コーヒーにまつわるサステナブルな取り組みを紹介したい。

コーヒーは日本人の生活にとってもはや欠かせない飲料となっている。全日本コーヒー協会によると、日本のコーヒー消費量はここ10年間増加傾向にあり、2019年では45.3万トンが消費されている。また平成28年に同協会が行った「コーヒーの需要動向に関する基本調査」によれば、1人が1週間当たりにコーヒーを飲む杯数は、11.09杯。1日に1杯以上飲むという人も多いだろう。

さらに2020年は、新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増加し、特に4〜6月にかけて家庭用コーヒーの売り上げは好調だった。食品産業の専門紙によると、レギュラーからインスタント、スティックタイプまで全般的に伸長し、2019年に比べて1割以上増加したという。 

日本人のコーヒーの消費増加に伴い、コーヒー抽出後に残る抽出かすの廃棄量は増加傾向にあると考えられる。実は、この点に着目してコーヒーの抽出かすを「サステナブル」に再利用する取り組みが始まっている。

実は「脱臭効果」が優れているコーヒー抽出かす


コーヒー抽出かすはトイレなどで脱臭剤として再利用できることをご存知だろうか。大手コーヒーメーカーUCC上島珈琲の研究によると、コーヒー抽出かすは、活性炭以上にアンモニア(におい成分)の脱臭効果が優れていることが明らかになっている。乾燥したコーヒー抽出かすでは2倍以上、なんと湿った状態のかすは活性炭の約5倍もの脱臭効果が見込めるという。


(提供=UCC上島珈琲)

水分を含んだ状態であれば、水気を切ったコーヒー抽出かすを小皿に平たくして入れるだけで、トイレの脱臭剤として活用できる。さらにコーヒー抽出かすを十分に乾燥させ、麻袋など目の細かい布袋に入れて口を閉じれば、冷蔵庫や靴箱などの脱臭剤として利用できる。効き目の持続に関しては、トイレの脱臭剤として用いた場合は、1~2日を目安に交換すれば良い。

文=渡邊雄介

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