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エディター、ライター


GIRARD-PERREGAUX 1966 Orion




Journalists’ Voices

篠田哲生


シンプルなドレスウォッチはデザイン上の変化が加えにくいので、ダイヤルの素材や色で遊ぶというのは常套手段。このモデルはケース径が大きいがゆえに、ちょっとダイヤルレイアウトに間延び感があるのですが、それが今回は功を奏している。キラキラと光るアベンチュリンダイヤルは、このくらい簡素なダイヤルのレイアウトのほうが効果的ですし、満天の星空を眺めているような感じがある。このモデル自体が「天文台のクロノメーターコンクール」に由来していますし、時計の物語とデザインの連動感も見事です。

渋谷康人


名門時計ブランドには、ビジネススーツにぴったりの薄型シンプルウォッチがひとつはあるものだ。ジラール・ペルゴの「1966」もそんな定番モデルのひとつ。今年の新作「1966 オリオントリロジー(3部作)」は、時計の顔である文字盤に、夜空とその中できらめく星々を思わせるアべンチュリン(イタリアのムラーノで生まれた、ガラスの中に金属が細かく分散したガラス)製の文字盤を採用したモデル。夜空を眺めているようなロマンを感じることができる上、ケース裏から自社製ムーブの姿も楽しめるのはうれしい。

ムーブメント|
自動巻き Cal.GP03300-132
ケース素材|ステンレススチール
ケース径|40mm
価格|960000円
問い合わせ|ジラール・ペルゴ ソーウインド ジャパン(03-5211-1791)

JAQUET DROZ Grande Seconde Quantième Dark Blue Enamel




Journalists’ Voices

本間恵子


エナメルならではの独特の質感は、風流韻事を好む人にはたまらない魅力がある。中でも高温で焼き上げるグラン・フー・エナメル(高温焼成七宝)は、難易度が高く歩留まりが悪いので、どんなブランドでも気軽に手を出せるものではないが、そのガラス質の光沢はとりわけ美しい。この技法に一日の長があるジャケ・ドローは、新たなカラーに挑戦。釉薬の配合や焼成の技を長年研究し、実現した色だというが、ダークブルーのしっとりした風合いは大人の落ち着きを感じさせる。知的なムードを漂わせる、こだわりのウォッチだ。

菅原 茂


万人向けではないが、時計に精通する愛好家や美的感性の持ち主を虜にするのがジャケ・ドロー。代表作の「グラン・セコンド」は、時間と分の表示よりも大型の秒表示が存在感を主張し、常識的には脇役とされるスモールセコンドのほうが主役を務める逆転のデザインだ。「グラン・セコンド カンティエーム」において、逆転は日付表示にまで及び、大型の秒と日付の絶妙な二重奏を成す。さらに特異な機能を引き立てるのは、得意とするエナメルダイヤル。新しいケースではエナメル色も充実し、楽しみが広がった。

ムーブメント|
自動巻き Cal.Jaquet Droz 2660Q2
ケース素材|18Kレッドゴールド
ケース径|41mm
価格|2170000円
問い合わせ|ジャケ・ドロー ブティック銀座(03-6254-7288)

edit by Ryoji Fukutome

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