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Karma Revero GT(Steve Lagreca / Shutterstock.com)

米国のEV(電気自動車)ベンチャーの「カルマ・オートモーティブ」が、軽量の小型EVの開発に注力を開始した。同社は小型EVの設計や製造を手掛ける「Ayro」と戦略的パートナーシップを結び、2023年末までに合計3億ドル(約317億円)以上の価値を持つ、2万台以上の車両を製造しようとしている。

かつてはAEVという社名で知られたAyroによると、両社が製造するEVはラストマイルの配送や、大学キャンパス内での送迎に用いられる小型トラックだという。同社は現在、低速のロジスティクスと貨物サービスに適した2種類のEV、「Club Car 411」と「AYRO 311」を販売中だ。

Club Car 411はシンプルな多目的車の一例であり、後部に農機具や大型のウォータークーラーを搭載し作業トラックとして活用できる。この車両にはフラットベッド、ピックアップ、フルバンボックスの3つの構成オプションが用意されており、荷室の広さは約12平方メートル、積載量は1/2トンとなっている。

AYRO 311はプロ用および個人用の3輪車で、完全密閉型の2人乗りやハーフドア、カーゴエリアのある1人乗りなどの構成が用意されている。この車両の航続距離は1充電あたり約137キロとされる。

同社はさらにフルタイム四輪駆動のオフロードEV、「511 4x4 Concept」も開発中だが、この車両を実際に販売するかどうかは定かではない。

カルマ・オートモーティブとAyroは、カリフォルニア州モレノバレーにあるカルマ社の生産施設で新型のEVを製造する。両社のEVはまず、北米市場をターゲットにしているが、需要があれば世界の他の地域にも展開する可能性があるという。

カルマ・オートモーティブは、かつてテスラのライバルと呼ばれた「フィスカー」を中国のWanxiang Group(万向集団)が2014年に買収して立ち上げた企業だ。同社の主力車は、プラグインハイブリッドEVの「Revero GT」だ。

Ayroは昨年、フォードのグループ会社でコネクテッドカーのためのプラットフォームを担うAutonomicと提携し、クラウド接続プラットフォームの「Transportation Mobility Cloud」に参加した。今年7月にAyroは、約58万ドル相当のEVトラックソリューションの開発を受注したと発表した。

編集=上田裕資

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