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Photo by David L. Ryan/The Boston Globe via Getty Images

米国小児科学会(AAP)と小児健康協会が9月29日に開示したレポートによると、米国の新型コロナウイルスの感染者に占める子供の割合は、4月から9月にかけて着実に増加している。米国の多くの学校が授業を再開させている中で、これは気になる兆候だ。

今年4月時点で、米国の感染者に占める子供の割合は2.2%だったが、その後は着実に増加が続き、9月には10%まで上昇したという。

9月10日時点で、新型コロナウイルスに感染した子供の数は54万9432人に達しており、10万人あたり729人が感染している。

子供が重篤な症状を発症する確率は大人に比べると少ないが、それでもなお、9月10日時点で1.7%が入院し、死亡率も0.07%に達している。さらに、子供がコミュニティ内の感染を拡大させることも知られている。

米国疾病予防管理センター(CDC)が9月15日に発表したデータでは、21歳以下の人種的マイノリティは新型コロナウイルスによる死亡率が、不釣り合いに高いことが示されていた。

米国の小中学校や大学は感染拡大への対応に苦慮している。ニューヨーク市の校長の組合は、対面での授業を再開させたビル・デブラシオ市長に反発している。

米国小児科学会のプレジデントのSally Gozaは、「子供の感染者の増加が続いていることは、非常に憂慮すべき事態だ。一般的に、子供は大人ほど重篤な症状を発症しないが、彼らがいかに簡単にウイルスを拡散してしまうかについては、学ぶべきことが多い」と述べた。

秋にはインフルエンザの季節的流行が予想される中で、米国では再び新規感染者が増加傾向にある。米国が世界人口に占める割合は約4%だが、米国での新型コロナウイルスの感染者数は、世界全体の約21%の約717万人に達しており、死者も20万人を超えている。

米国では若年層の成人の感染者数も増加傾向にある。CDCが9月23日に発表したデータでは、今年の夏に確認された新規感染者の20%を、20歳から29歳までの人々が占めていた。

編集=上田裕資

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