米民主党議員ら、トランプの納税問題にSNSで痛烈コメント

Photo by Alex Wong/Getty Images


「フェイクだ」と反論


トランプ大統領は27日夜にホワイトハウスで行った記者会見で、NYTの報道を否定。「フェイクニュースだ」「完全なフェイクニュースだ。でっち上げ。フェイク」と述べた。

トランプはまた、IRSから「非常にひどい」扱いを受けたと主張。納税申告書を“誇りを持って公開”できるが、IRSの監査中のため公開することができないと説明している。さらに、連邦所得税の実際の納付額を明らかにすることを拒否する一方、“多額の”税金を納めたと断言した。

NYTの報道からわずか数時間後、民主党の大統領候補ジョー・バイデン前副大統領は新たな動画広告を公開。2016年と17年に750ドルだったと伝えられたトランプの連邦所得税の納付額を、さまざまな職業に就く人たちの平均納付額と比較している。動画によれば、平均額は消防士が5283ドル、教師が7239ドル、看護師が1万216ドルなどとなっている。

散髪代は「経費」で総額7万ドル


NYTによると、トランプはリアリティ番組「アプレンティス」に出演していた間、ヘアスタイルを整えるためだけに総額7万ドルを費やしていたという。そして、トランプはその理容室代を経費として計上していた。

オカシオ・コルテス議員は、自身が昨年、誕生日に美容院などで250ドルを使ったことで共和党の議員たちから憎悪を込めた発言や辛辣なコメントを浴びせられたことを振り返り、次のようにつぶやいている。

「彼らのアイドルがヘアスタイリングのために7万ドルを使ったことは批判しないわけ? ああ、彼らは腰の抜けた女性嫌いの偽善者だものね、しないわよね? 了解」

編集=木内涼子

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