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新型コロナウィルスで外出自粛が続き、テレワークが増加した環境の変化の中で、リラックスツールとして自宅で楽しめる加熱式たばこがクローズアップされている。

2020年4月から改正健康増進法が全面施行となり、飲食店などは原則として屋内禁煙となったが、喫煙専用ルームであれば飲食しながら楽しめることも加熱式たばこの存在感を高める一因となった。

日本たばこ協会の調査によると、2020年4月〜6月の日本国内での加熱式たばこの販売実績は98億本となり、市場占有率は26%を占める。

日本たばこ産業(JT)も、加熱式たばこの開発と販売に注力している。JTは現在、日本国内での加熱式たばこのシェアは1割で業界3位だが、新商品を投入でシェア拡大を狙う。

その一つが、高温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・エス」向けの新しいたばこスティック。甘みのあるベリーフレーバー「キャメル・メンソール・パープル」とハーバルミント「キャメル・ブラック・ミント・メンソール」の2種類だ。


「キャメル・メンソール・パープル」(左)と「キャメル・ブラック・ミント・メンソール」

JTの担当者によると、これらの銘柄は、新しいデバイス「プルーム・エス・2.0」で使用すると、より味わいを楽しめるという。

「プルーム・エス・2.0」は、ユーザーのおよそ7割がメンソール銘柄を選ぶという加熱式たばこ市場で勝負するためにJTが開発したもの。2019年に発売した「プルーム・エス」よりも加熱温度のピーク時間を長くすることで、メンソールの味わいを高める、メンソール特化型のデバイスだ。

JTの担当者は、加熱式たばこ市場シェア拡大について、「市場の成長とともに多様化する加熱式たばこに対するニーズに応えられるよう、お客様に多彩な選択肢を提供することが重要であると考えています」とコメントした。

10月からのたばこ税増税で、さらなる逆境が訪れることが予想されるたばこ業界。それでも戦略的に市場拡大をはかるJTの動向に注目が集まる。

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