10月1日酒税改正。いま「ビール・発泡酒・新ジャンル」はどう飲まれている?

6年かけて改正される酒税、その第一弾が10月。どう変わるの?


▼圧倒的男性人気のアサヒスーパードライ


「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」それぞれの1位である、アサヒビールの「アサヒスーパードライ」、「アサヒスタイルフリー〈生〉」、サントリーの「金麦〈糖質75%オフ〉」について性別・年代別の飲酒割合をみてみる。

スーパードライの年齢別飲酒回数

グラフ1は「アサヒスーパードライ」の飲酒回数を年代・性別でみた。20代をのぞく各年代で、男性の割合が女性の約4倍となり圧倒的な男性人気がうかがえる。年代で見ると、40代と50代の男性で半数以上の飲酒割合となっている。

「アサヒスーパードライ」は1987年に“日本初”の「辛口・生ビール」として誕生している。いわば辛口ビールの先駆者であり、私たちの印象にも強く残っているのかもしれない。

スタイルフリーの年齢別飲酒回数

グラフ2は「アサヒスタイルフリー〈生〉」の飲酒割合を示す。50歳以上の年代を除き、各年代の男女差は大きくなく、40代の飲酒割合が高いという結果となっている。

金麦の年齢別飲酒回数

グラフ3は「金麦〈糖質75%オフ〉」の飲酒割合だ。30代、40代の男性が半数以上の割合を占め人気だが、40代女性も21%と後に続く。

▼体型問わず飲むときは飲む!ビール、発泡酒、新ジャンル


続いて、同じく各カテゴリー1位商品の性別・体型別の飲酒割合を紹介。

スーパードライの体系別飲酒割合

グラフ4は「アサヒスーパードライ」の性別・体型別食事割合。男性、女性ともに、普通型、肥満型の体型で飲酒割合が高いという結果だった。

スタイルフリーの体系別飲酒割合

グラフ5は「アサヒスタイルフリー〈生〉」の性別・体型別の飲酒割合。男性は体型別に大きな違いはなく、女性は痩せ型の飲酒割合は低いものの、普通型、肥満型の飲酒割合は同等。性別、体型に問わず人気であることが伺える。

金麦の体系別飲酒割合

最後に、グラフ6は「金麦〈糖質75%オフ〉」の性別・体型別飲酒割合。男性痩せ型の割合が高く、次いで肥満型、普通型と続く。

金麦は「新ジャンル」(第3のビールともいわれる)に分類される。“ビール”と呼ばれるが厳密にはビールではなく、「その他の醸造酒(発泡性)」と「リキュール類(発泡性)」の2つに分けられる。(ビールや発泡酒と違い2種類に分けられることから、新ジャンルと呼ばれるとことも)

前者は麦、麦芽を使っていないもの、後者は麦芽比率50%未満の発泡酒と麦由来のスピリッツを合わせたものだ。そのため、「新ジャンル」は商品によって味わいや香りが大きく違う。

酒税改正により値段が上がってしまうが、味比べをして気に入ったものを選ぶのも面白いかもしれない。

▼まとめ


2020年度上半期は新型コロナウイルス禍で私たちの生活も大きく変わった。自粛生活で自宅でお酒を楽しむことも増えたと思われるが、「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」どのお酒を好むだろう。今回の調査にあたり各メーカーのホームページを見てみると、開発までの秘話やこだわりなどを知ることができ、大変興味深かった。

10月から酒税改正でビールの値段が下がり新ジャンルの値段が上がるが、これからの飲酒回数に変化はあるだろうか。半年後ぐらいにまた調査してみる予定だ。



カロミル食生活実態調査
カロミルで収集するユーザー約60万人のきめ細かな喫食データをもとに、様々な切り口で統計データを抽出・分析し、現代のリアルな食生活の実態をレポートするオウンドメディア。カロミルでは市販品のデータも解析、蓄積しているため、調査内では食品名だけでなく、メーカー名や商品名も結果として紹介している。

PR TIMESより

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