世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版


そうしてビタミンやプロテインのデータベースを作っているうちに、これはもう本として出していいんじゃないかと思うようになりました。健康のためのビタミンの本というのは存在していたのですが、体作りやダイエットのためにどのようなビタミンが必要か、というような視点での本は見当たらなかったので、自分がまとめて出版しようと考えました。

ジムのトレーナーもやっていますが、それだとどうしても一対一で完結してしまいます。でもネットに書き込んだりや本にすることで、自分の持っている情報や知識を一気に広めていろいろな人たちの体を変えていくことができると思ったんです。情報の拡散力が一対一のときとはぜんぜん違うので。

内容をアップデートできるPOD出版。自由度の制限もなし


まず最初に考えたのが電子書籍で、Amazon Kindleで出版しました。電子書籍を何冊か出しているうちに、紙で読みたいという声がとても増えてきまして、じゃあ紙で出すためにはどうしたらよいのかと。色々と検討したところPOD(プリント・オン・デマンド)出版という方法を知り、ネクパブで本を出し始めたという経緯です。

最初は他のPOD出版サービスから出版予定で進めていたんですが、念のため他にも探してみたらネクパブを見つけたんです。他社と比べて、PDF原稿をアップロードするだけで簡単にできたのが決め手だったと思います。

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その後も、まずはKindleで出版して、それを数冊分まとめつつ加筆修正したものをネクパブでPOD出版するというペースで作っています。Kindle版を出して一年も経つと、誤字脱字の修正などのアップデートが一段落しますので、ちょうどそういうタイミングですね。新規で書き下ろしているわけではないので、紙の本(POD出版)にはあまり手がかかっていません。

著名なアスリートのインストラクターを手掛けていたこともあって、商業出版に売り込むということもできたのでしょうが、それまでの経験上、自分で思うようなものは出版できないだろうと思いました。テーマを指定されたり、内容をカットされたりなど、自由度が制限されるだろうなと。

一般的な商業出版ではなく個人出版を選ぶことに対して、抵抗のようなものは特に感じなかったです。自分にとっては、むしろ出版社に売り込むほうがハードルが高く感じるんです。KindleやPODでの個人出版なら、もし内容に間違いがあった場合にすぐ取り下げて修正することができますが、一回書店に並んでしまったらそうはいかないですよね。掲載内容をアップデートできる方が都合が良かったです。

苦手はプロに委託。わかりやすさを追求した「教科書スタイル」


Kindleはマイクロソフト ワード(ワープロソフト)で作ったものをほぼそのまま使えるのですが、PODはPDFデータへの変換が必要なのでそのときに少しエラーが出たりしました。でもエラーの内容は簡単に確認できるので、そんな難しいことはなかったです。

自分にとっては表紙デザインが一番大変ですね。当初はマイクロソフト ペイント(Windowsに付属のグラフィックソフト)を使って自分で作っていましたが、最近はプロの方にお願いするようになりました。その分野の素人の方でも読める本作りを心掛けていますので、あまり専門用語は使わないような表紙にしています。

内容は、もともと自分の知識をまとめるためのデータベースとして作り始めたものなので、辞書や教科書のように、目次から必要な項目だけをピックアップして読めばOKというようなわかりやすさを目指しました。

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写真提供=ガジェット通信(構成=石井節子)

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