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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

写真提供:ガジェット通信

アマゾンのKindleや楽天のkoboなど、デジタル書籍が広く普及するなか、逆に紙の書籍の魅力が見直されつつある。

ただ、実績のない個人、素人のビジネスパーソンが実際に書籍を出版するとなると、出版社とのコネクションがないとまずは無理だ。

飛び込みで企画書を見てもらおうとしても、「持ち込みおことわり」と言われるケースが9割。万が一企画書が編集者の手にわたっても、そこから出版社社内の編集会議にかけられ、そこを通過するのは万里の長城を越えるより難しい。

なにせ、出版には印刷代、紙代、流通にかかる費用、営業・販管費、倉庫代、その他の固定費がかかる。その初期コストを回収し、利益を出せる書籍は本当にわずかだ。出版社の企画を見る目が厳しくなるのは必定だ。

しかし、本を出版する際、「個人出版」という選択肢があることを知っているだろうか?

同人誌のイベント販売、そして自費出版はよく知られているが、「ネクパブ・オーサーズプレス」(略称:ネクパブ)が提供する個人出版サービスは、これらのどれとも違う。「自分で書いた原稿を、出版社を通さずそのまま本にし、自分で価格を決めてアマゾンで販売できる」のだ。しかも基本的に、「無料」だ。

「そんなことができるのか?」と驚くかもしれない。なぜなら、その活用方法はまだまだ浸透していないからだ。

実際に「ネクパブ」を使ってトレーニングやダイエット関連の実用書、『アスリートのための最新栄養学』ほかを出版した人に、山本義徳氏がいる。個人出版にもかかわらず、山本氏が制作した本のアマゾンでの累計販売数は、なんと2万冊超(2020年5月現在)という。

ここでは山本氏の出版までのいきさつや作り方、出版後の反響など、個人出版の体験談について、ニュースサイト「ガジェット通信」よりの転載で紹介する。


自分のためのデータベース作りから、「いろんな人たちの体を変えたい」へ


大学生の時にスポーツクラブでインストラクターのアルバイトをしていたのですが、お客様にトレーニングを教えることで、その人たちの体がどんどん変わっていくんですね。それが楽しくて。

現役のボディビルダーだった1990年代から、ネットのボディビル掲示板でアドバイスを書いたりもしていました。そのうちサプリメントの会社やトレーニングジムなどから声がかかるようになりまして、体作りやダイエット、健康などに関するコラムの仕事が増えていったんです。

コラムに書いたネタがどんどん溜まってくると、このビタミンはこういうものに効く、このプロテインはこういう効用、といったデータがパソコンの中にずらっと並んでいる状態になってきました。そこで、いろんなコラムで書いたことをキーワード別につなげていき、データベースを作ろうと思ったんです。

勉強家だったというよりは、そもそもは自分の体のため。できるだけ効率よく体を変えていきたいという考え方でした。

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写真提供=ガジェット通信(構成=石井節子)

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