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2020.09.29

【9月第4週資金調達まとめ】インスタントプレイゲーム開発のPlayco、100億円の資金調達


Varinos


調達額:3億円
調達先:SMBCベンチャーキャピタル / みやこキャピタル

診断や治療方針の決定にゲノム情報を利用するゲノム医療の実現化を目指すスタートアップ。

同社はゲノム治療の実現化を目指し設立され、現在では生殖医療や産婦人科領域を中心に女性のヘルスケアを支える新規の臨床検査を開発している。

最新のゲノムテクノロジーを活用して独自開発した「子宮内フローラ検査」では、不妊や着床障害の原因となる子宮内の乳酸菌や病原性細菌を網羅的に調べることが可能。妊娠成功率を高めるために、日本全国の不妊治療クリニックや大学病院に導入されている。

2020年9月には、SMBCベンチャーキャピタルとみやこキャピタルを引受先とする総額3億円の資金調達を実施した。

調達した資金は、マーケティングの強化や海外展開を視野に入れた事業拡大、IPOに向けた組織体制の構築に充当し、ゲノム検査業界のリーディングカンパニーを目指していく。

食文化


調達額:2億5000万円
調達先:りそな銀行
備考:りそな銀行保証付き新型コロナ医療応援私募債の発行

「うまいもんドットコム」、「豊洲市場ドットコム」等こだわり食品のインターネット販売を主としてビジネスを展開するスタートアップ。

同社は豊洲市場に拠点を置き、食のECサイトである「うまいもんドットコム」「豊洲市場ドットコム」「dancyuドットコム」を運営している。

2020年3月には学校給食の停止により、発注を受けながらもキャンセルされたことにより在庫を抱えた事業者を対象に「食べて応援!学校給食キャンペーン」の実施なども行っている。

また、外出自粛や輸出の停滞などにより、国産農林水産物等に在庫の滞留や価格の低下、売上げの減少等の影響が生じたものを支援する「#元気いただきますプロジェクト」(農林水産省主催)へ参加している。

2020年9月には、りそな銀行保証付き新型コロナ医療応援私募債(発行額:2億5000万円)を発行。社債による資金は、売上拡大による運転資金に充当される見込みだ。

SHOWROOM


調達額:非公表
調達先:グローバル・ブレイン
備考:グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fund3号から出資

ライブ動画ストリーミングプラットフォーム「SHOWROOM」の運営等を行うスタートアップ。

同社の主軸となるサービスは、無料で誰でもライブ配信、視聴ができるサービス「SHOWROOM」。

仮想ライブ空間の中で"夢を叶えたい人"と"それを応援したい人"を集め、タレントやお笑い、人気アイドルなどの様々なカテゴリーにおいてパフォーマンスを配信・視聴でき、ギフティングという直接支援の仕組みによって応援できるライブ配信プラットフォームである。

同プラットフォームはアプリから簡単に配信することができ、またプラットフォーム内では数多くのイベントやオーディションが催され、歌手デビューや、地上波テレビ番組出演、ミュージックビデオ出演などの事例も数多く存在している。

2020年には会員登録者数が400万人を突破。また、VR/ARなど最新技術を活用した各種プロダクト・サービス開発も展開している。

2020年7月には新たにアーティストとファンを繋ぐ1on1専用アプリ「SHOWROOM Meet」をリリースした。

2020年7月にはカルチュア・コンビニエンス・クラブ、グローバル・ブレイン、SBIインベストメント、テレビ朝日ホールディングスの4社にディー・エヌ・エーが保有する株式の一部譲渡をおこなった。

この株式譲渡によりSHOWROOMはディー・エヌ・エーの連結子会社から外れ、持分法適用会社となる。また同年9月にはマイナビとの資本業務提携を実施した。

人材業界における新たなビジネスモデル構築を目指す方針だ。

文=STARTUP DB

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