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2020.09.30

学生たちの間で、SDGsがこれほどまでに認知されているのはワケがある

ファッションも、環境も、若い世代には「当たり前」につながっている/Photo by Boxed Water Is Better on Unsplash

最近よく耳にするSDGsという言葉。7月15日~20日の間に、MERYのアプリ内で実施した「興味関心に関するアンケート」によると、どうやらMERY世代の若い女子たちの間でも、SDGsを身近に感じている人が増えている様子だ。現代の若者たちはSDGsについて何を思い、どう考えているのか……。U25世代の意識を考察する。

SDGsの認知度は社会人よりも大学生・高校生の方が高い!


SDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、国連が提唱する全世界の未来に向けた大きな目標のこと。「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向け、2030年を年限とし、17の開発目標と169のターゲット、232の指標が定められています。

そんなSDGsに関して、MERYではアンケートを実施。今回のアンケートには、中学生38人、高校生91人、大学生・専門学生94人、会社員・公務員116人と、計339人の女性たちから回答が寄せられました。

まず、「SDGsという言葉を知っていますか?」という質問をしたところ、「知っている」「聞いたことはある」と回答した人は、会社員・公務員では37.9%、大学生・専門学生では54.3%、高校生では60.4%、中学生では18.4%という割合に。社会人よりも大学生・高校生の認知度が高いという、興味深い結果が得られました。

●SDGs認知度(n.=339)

SDGs認知度

また、知っていると回答した人に、その関心度についても質問したところ、以下のような結果に。

●SDGsを知っていると回答した人はそのことをどう思って(感じて)いるか

SDGsを身近に感じる割合

どの世代においても、「最近身近に感じることが増えて興味が出てきた」という回答が一番多くなりました。

実は先日、国内・海外の最新ファッション&ビューティトレンド情報を発信するWWD BEAUTYとMERYがコラボレーションし、ビューティイベントを開催しました。SDGsという言葉は、そのイベントで紹介したトレンドワードの一つにもなっていたのです。このことからも、SDGsは若者の間で非常に身近な存在であることが伝わってきます。

国連が提唱する全世界一丸となって取り組むべき目標と聞くと、スケールが大き過ぎて、個人の生活には関係のないもののようにも思えるものですが、なぜ若者世代はこんなにも身近に感じているのでしょうか。次のページで、その要因を探ってみましょう。
次ページ > 若い世代がSDGsを知ったきっかけは

文=MERY Lab

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