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イノベーションの舞台裏


これからの買い物は、ストーリーが必須



Makuakeでは、ユニークで新しい日本酒を届けるプロジェクトが300件以上実施されてきた。コロナ禍では、酒蔵を支援するために全国各地の日本酒をオンライン上で応援購入できるイベント「オンライン日本酒市」も開催。

板谷:消費者側が変わることで、生産者側も変わるという相乗効果がありますよね。作る側もいい意味で緊張感をもってものづくりに取り組めますし。

坊垣:あとは価格も、しっかり価値が伝われば、ある程度高くても買いますよね。例えば、Makuakeでは全国の酒蔵の10%以上にあたる150以上の酒蔵のプロジェクトが掲載されています。なぜそれほどの酒蔵が実施しているかというと、直接お酒のこだわりを伝えて届けることができ、自分たちで販売価格を決めることができるからなんです。

もともと日本酒って手間暇をかけて造っているのに、ワインや他のお酒と比較すると1本あたりの平均価格が安いんです。適正価格で販売できなかったり、地元の酒屋さんでしか扱われていないものも多いので、そもそも広く知ってもらう機会も少ない。

Makuakeのプロジェクトページを通して直接消費者とコミュニケーションをとることで、その価値が伝わり、1万円以上する日本酒が売れていくということもあります。

板谷:背景というか、ストーリーがちゃんと見えるということですよね。ものを買うときに、もうストーリーがないと無理だなと思うんです。背景と、物語と、作り手さんたちの気持ちや想いがないと、ものは売れなくなってくるんじゃないかなと。

どんなものでもそうだと思っていて、例えばおいしい卵を買うとき、その卵を産むニワトリを大事に育てているおじちゃんおばちゃんの顔が見えて、その卵を買って食べる幸せと、私たちが応援したいって思うことが何であっても一緒じゃないですか。

その応援したいという欲って食べ物でも身に付けるものでも全部共通していて。それって自分自身が生きていく上ですごくポジティブな気持ちになれることだと思う。

坊垣:そうですね、まさにそういった応援購入というお買い物を体験できるツールとして広がっていくといいなと思っています。


板谷 由夏◎1999年に映画『avec mon mari』で高い評価を受け、『第21回ヨコハマ映画祭』最優秀新人賞を受賞。以降、映画『運命じゃない人』、『サッド ヴァケイション』、日本テレビ系ドラマ『ホタルノヒカリ』など、話題作に多数出演。日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』ではキャスターなども務めた。多方面で活躍中。

坊垣 佳奈◎2006年サイバーエージェントに入社後、サイバー・バズの他ゲーム事業子会社2社を経て、2013年マクアケの立ち上げに共同創業者・取締役として参画。主にキュレーター、広報、流通販路連携関連の責任者としてアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の事業拡大に従事しながら、全国各地での講演や、パートナーである金融機関・自治体との連携を通した地方創生にも尽力している。

文=Makuake

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