キャリア・教育

2020.09.28 20:00

忙し過ぎて転職活動ができない人ができる4つのこと

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かつて私のクライアントだったある男性は、当時の仕事が大嫌いだったものの、忙し過ぎて求職活動をする時間が持てなかった。法律業界で働いていた彼にとって、12時間勤務は当たり前で、日によってはそれよりも長く勤務し、週末も働かなければいけないこともあった。
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仕事を終えて帰宅するころには疲れ果て、他のことは何もできなかった。とはいえ、転職先を見つける前に仕事を辞めることは、経済的に不可能だった。

彼の状況は、私がこれまでにコーチングを提供してきた顧客や、キャリアに関するアドバイスを求められてきた読者の多くにも当てはまるものだ。以下に、現在の仕事から抜け出せないような状況でも転職先を見つける時間を作る4つの方法を紹介する。

1. 限界を押し広げる


「今日もまた昼食時間を返上して働かなければ」と思ったとしても、とにかくデスクを離れてみてはどうだろうか? 遠隔勤務の場合なら、30分から1時間ほど仕事をシャットアウトしてみたらどうなるだろう? 1日を通して短い休憩を何度も取ったり、週に少なくとも1日は5時で仕事を切り上げる日を作ったりしてみてはどうか? 2時間の昼食休憩を取ったらどうなるだろう?
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仕事のスケジュールを変更して転職活動の時間を捻出するには、仕事と自分自身の両方について限界を押し広げる必要がある。上司や同僚は、あなたが常に連絡が取れる状態でないと機嫌を損ねるかもしれない。しかし、常時スタンバイの状態を続けてしまうと、こうした期待をさらに高めることになり、自分をきついスケジュールの枠の中に閉じ込めてしまう。

試行錯誤を通じて自分のスケジュールをどの程度調整できるかを確認し、自分が安心できる範囲を押し広げよう。長い休憩を取るよりも、短めの休憩を頻繁に取る方が良いかもしれない。その場合、15分でできる転職活動のタスクをリスト化しておこう。例えば、3人に連絡を取る、1社について調査をする、などだ。

2. 有給休暇を取る


職場で使える時間の限界を押し広げると同時に、社外での時間を最大限確保することも忘れないように。特に有給休暇は重要だ。有休は半日単位でも使えるため、少ない日数でも数週間にわたり利用できる。有休を旅行に使っても、嫌いな仕事に戻ることばかり考えてストレスがたまるだけかもしれなので、転職が目標ならば、有休はバカンスよりもそのための活動にあてた方がよい。

有休を使えば、誰にも邪魔されずに長時間集中して作業に取り組める。面接を受ける場合は、その日の面接が1~2件だけだとしても、丸一日休みを取ること。そうすれば転職活動だけに集中でき、今の仕事に関するネガティブな考えに邪魔されずに済む。
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編集=遠藤宗生

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