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ビリー・ジーン・キング(Photo by Theo Wargo/Getty Images for Women In Sports Foundation)

テニス界の重鎮であるビリー・ジーン・キング(76)の名前がこのほど、主要女子テニス大会の名称に使われることとなった。スポーツ分野で毎年行われる世界規模の重要なチーム対抗戦の名称に女性の名前が使われるのはこれが初めてだ。

国際テニス連盟(ITF)は先日、女子テニス国別対抗戦として57年にわたり続いてきたフェドカップを「ビリー・ジーン・キング・カップ」に改称すると発表した。

キングは1970年代初期、女子テニス協会(WTA)の礎を築く立役者となり、計39勝を獲得した。インターネットを介した記者会見で「今こそ大胆になり、歴史を作る時だ」と述べたキングは、毎年行われるテニス界の女子ワールドカップである同大会が「充実した女子プロテニス史の新たな1章」として改称したことを歓迎した。

キングはフェドカップで10勝している。選手としての優勝回数は7回、監督としては4回で、そのうち1回は選手兼監督として出場し、優勝を果たした。

最初のビリー・ジーン・キング・カップは来年4月、ハンガリーのブダペストで開催される予定。1週間にわたる同イベントでは、2019年の決勝出場2チーム、開催国、ワイルドカード(主催者推薦)、予選通過した8チームの計12チームが争う。優勝賞金総額は1200万ポンド(約16億円)で、ITFによると男子大会であるデビスカップと同水準だ。

運営組織であるITFは、毎年行われる世界規模の大きなチーム対抗戦が女性にちなんで名付けられたのはこれが初めてだと述べている。

ITFのデービッド・ハガティ会長は「ビリー・ジーン・キングは、1963年に米国チームの選手と参加し優勝を勝ち取った第1回フェド・カップから、WTAの創設、初代会長への就任、女性アスリートとして初の米大統領自由勲章受章まで、新しい境地を開き続けるのを止めたことはない」と述べた。

「彼女は今日、そのリストに新たな『初めて』を加えた。大会の新たな名称は彼女がこれまで達成してきたあらゆることにふさわしい賛辞で、将来の選手やファンを鼓舞するような永続的な遺産となるだろう」

ITFは、名称の変更により女子テニスの世界的な認知向上や投資の増加を期待していると述べた。

翻訳・編集=出田静

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