フォーブス共同編集者

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世界のあらゆる企業が、今後絶対に無視できない勢力に成長するのが、1995年から2010年の間に生まれた「Z世代」と呼ばれる若者たちだ。Z世代は今や世界人口の3分の1を占めており、その購買力は1430億ドル(約15兆円)に達し、国際貿易戦争を再燃させるほどのパワーを持っている。

しかし、ジェネレーションZとは一体何なのだろう? この世代は何を楽しみ、何を求めているのだろう? 幸いなことにベイエリアに本拠を置く調査会社の「Zebra IQ」の最新レポートで、Z世代が何を楽しみ、何を欲しがっているかが見えてきた。この記事では、その内容をかいつまんで紹介したい。

カリフォルニア大学バークレー校を中退した23歳の女性起業家、ティファニー・ゾンが2017年に設立したZebra IQは、Z世代の分析データをスナップチャットなどのテック系大手やアパレル企業に提供している。ゾンは2020年のフォーブスの30アンダー30にも選出されている。

Zebra IQは今回300項目以上の質問リストを2万5000人のZ世代の若者に、アプリ経由で送り、調査を実施した。Z世代はデジタルネイティブであり、iPhoneが存在しない世界を知らない者も多い。

彼らは音声よりもビデオ通話が好きで、文字よりも絵文字を、同質性よりも多様性を好む。俳優よりもインフルエンサーに憧れ、長編ドラマや映画よりも一口サイズのコンテンツを見る。Z世代は、デジタルアバターメーカーのGeniesを利用し、ゲーム用のSNSではDiscordに類似したBunchを好んでいる。また、動画編集ツールではLomotifが人気となっている。

Zebra IQの最新調査によると、Z世代はオンラインのコミュニティでつながることに意欲的で、Discordやインスタグラム、Twitch、TikTokなどのアプリを特に利用しているという。また、ビデオゲームの「フォートナイト」では、ラッパーのトラビス・スコットが初のバーチャルコンサートを開催するなど、バーチャルとリアルの融合が進んでいる。

「Z世代はオンライン上のコミュニティを通じて新たな仲間とのつながりを構築している」と、Zebra IQのゾンは述べている。Zebra IQは当初、企業向けのコンサルティングを行っていたが、昨年からインフルエンサーや企業がデジタルコミュニティを立ち上げるためのソフトの販売を開始した。

編集=上田裕資

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