今年も「デザインまみれ」の12日間がはじまる。デザイナート東京2020

東京の主要12の広範囲なエリアで実施される/写真:「日本列島のベンチ」鈴木康広

世界中から個性豊かな才能が集結し、東京の街が美術館となる12日間。街を回遊しながら新しい発見ができるDESIGNART TOKYO 2020。

東京からデザイン&アートのムーヴメントを再起動。時代を反映した3つのテーマによるオフィシャルコンテンツで展開される。

1, REBOOT(リブート)at JASMAC AOYAMA_デザイン&アートの文化を再起動

会場:ジャスマック青山 東京都港区南青山4 -11-1

STUDIO PEPE

STUDIO PEPE(ストゥディオ・ペペ)
日本初ストゥディオ・ペペのデザイン作品をポエティックに紹介しながら、架空の建築をインスタレーションする「Desiderio/デジデリオ」

今年、世界最大の家具見本市ミラノ・サローネ(ミラノデザインウィーク)が中止となり、例年のブランディングやビジネスの流れが止まってしまった。この様な状況下にある国内外の企業やクリエイターの為、日本からイタリア、そして世界へ発信するための機会を創出すべく、REBOOT(再起動)と称する合同展示会を開催。イタリアの建築デザイナー・アルドロッシ氏が設計したジャスマック青山の別世界のような空間で、勢いあふれる展示とともにデザイン&アートの文化を再起動。以下、一部展示を紹介する。

デニス・グイドーネ×アリタ

denisguidonex ARITA/デニス・グイドーネx アリタ(上左)李荘窯との開発で生まれたスケッチ、図面等で構成。一般に公開することのないアイテムに焦点を当て、創造性とデザインの本質を明らかにする。

YOY/ヨイ(上右)ミラノデザインウィーク2020で発表を予定していた作品や企業とのコラボレーションによって生まれた作品など3つの新作を展示する。


2, DESIGNART GALLERY _境界線に風穴をあける

会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー 東京都渋谷区神宮前4-12-10 ※会期:10/27(火)~11/3(火)

様々な文化が混ざり合う東京・表参道の中心にある表参道ヒルズで、UNDER 30を含む国内外の新進気鋭のデザイナーやアーティスト達による革新的な作品の展示「DESIGNART GALLERY 2020」を開催。デザインとアートの境界を超える作品が集結。一部展示を紹介する。 

日本列島のベンチ

鈴木康広《日本列島のベンチ》2014
日本列島と同じ方位に設置することで、そこから離れた場所や大地とのつながりを身体で感じられるベンチ。 

さまざまんキュレーション

Stellar Works /new collection by nendo(上段左)上海を拠点とするファニチャーブランド「Stellar Works」と佐藤オオキ率いるデザインオフィス「nendo」のコラボレーション家具。

Studio EJ / DESIGN PIER(上段右)Studio EJの作品はDESIGN PIERによるDESIGNAT TOKYO 2020のための最新キュレーションの一部。シンプルでエレガントなシェルの内側は鏡になっており、静的な外側と動的な内側の対照的なサーフェスを持つ一連のテーブルコレクションを展示。

Batten and Kamp(下段左)インテリアアーキテクトのアレクサンドラバッテンとデザイナー兼アーティストのダニエルカンプは、話題のファニチャーコレクション「Shelter to Ground」と新たな実験的作品とで構成される、彫刻的な家具のインスタレーションを行う。

秋山亮太(下段右)日々のアートワークの中で生まれた様々なエラーに対して、新しい何かを見出すような作品群「Not Implemented Error」を展示。 
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PR TIMESより

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