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2020.09.24

【9月第3週資金調達まとめ】家具のサブスクsubsclifeが30億円の資金調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、9月3週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

subsclife


調達額:30億円
調達先:SMBCベンチャーキャピタル / XTech Ventures / YJキャピタル / エニグモ / グローバル・ブレイン / サイバーエージェント・キャピタル / セゾン・ベンチャーズ / ダブルシャープ・パートナーズ / ユナイテッド / 三菱UFJキャピタル
備考:グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fund 3号から出資

家具のサブスクリプションサービス「subsclife」の運営を行うスタートアップ。

「subsclife」では、25000種類ものバリエーションから家具を選ぶことができる。ユーザーは最長で2年間家具の使用ができ、その家具をそのまま自分のものにすることも、同社に買い取らせることもできる。

スタートアップだけでなく大企業までもが新オフィスの開設・増床・閉鎖・移転などを速やかに実施する必要に迫られており、購入するのに比べ、イニシャルの資金的負担が少ない「subsclife」は人気を集めているという。

2020年9月にはYJキャピタル、エニグモ、ユナイテッド、グローバル・ブレイン、ダブルシャープ・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、セゾン・ベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、XTech Ventures、サイバーエージェント・キャピタルを引受先とする約30億円の資金調達を実施。

この調達により、「subsclife」のシェア拡大に向けた施策を加速させる方針。

五常・アンド・カンパニー


調達額:20億2000万円
調達先:Baillie Gifford / TGVest Capital / フューチャーベンチャーキャピタル
備考:他個人投資家を含む / 優先株式と転換社債型新株予約権付社債の引受けの組み合わせ / フューチャーベンチャーキャピタルは東日本銀行地域企業活性化ファンドから出資

新興国向け小口融資サービスを展開するスタートアップ。

世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っている。

同社は現地国企業の買収・設立を通じて世界中にマイクロファイナンス子会社をもち、各国での適切な経営のもと、質の高いサービスと従業員を育て、事業を拡大している。

同社は各国のマイクロファイナンス機関の持株会社の形態をとっており、パートナーの選定にも力を入れて着実に展開を進めてきたことで、質の高いサービスの提供を実現している。

創業以来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで事業を成⻑させた。

2020年9月にはTGVest Capital、Baillie Gifford、フューチャーベンチャーキャピタルが運営する東日本銀行地域企業活性化ファンド及び複数の個人投資家より、合計20億2000万円を優先株式及び転換社債型新株予約権付社債の組み合わせにより調達。

本クローズにより、シリーズD累計調達額は43億5000万円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は120億円に達した。
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文=STARTUP DB

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