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2020.09.22 11:30

コロナでも盛況? ハロウィーン事業に今年も期待できる理由

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今年、ハロウィーンの活気がなくなるとする報道は大げさなようだ。少なくとも、ハロウィーングッズに特化した米最大の専門小売業者の最高経営責任者(CEO)は、ハロウィーン事業の見通しはそれほど悲惨ではないと考えている。
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珍しいギフト商品を販売するスペンサー・ギフツ(Spencer Gifts)のスティーブン・シルバースタインCEOは、今年のビジネスの先行きに自信を持っている。同社は、ハロウィーン期間限定店舗のスピリット(Spirit)も運営し、その数は1400店舗ほどだ。シルバースタインは同社のビジネスに関し、「今年もハロウィーンが開催され、昨年に匹敵するほどになることを期待している」と述べた。

シルバースタインは「しかし、状況はもちろん異なる。私たちは自宅で過ご筋間が増えていて、今年のハロウィーンの大部分は自宅で祝うことになるだろう」と補足した。

今年のハロウィーンは、人々の祝い方が大きく変化した欧米の卒業シーズンと同じようになる、とシルバースタインは考えている。「家の外に掲げた看板や車で立ち寄る旅、自宅での祝福など、人々はさまざまな異なる祝い方を見つけてきた。私たちは、健康に関する指針を順守する現在の措置を考慮した新たな祝い方を編み出すだろう」
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米ロサンゼルス市が今月、パンデミックによりハロウィーンを中止すると発表したこときには、ハロウィーンの運命に少しの間暗雲が立ち込めた。しかし同市は、すぐに禁止の方針を撤回し、家々を回ることは認めないが地域の家庭で祝う分には問題ないと発言した。

スピリットは、小売業界ではいささか毛色が異なる存在だ。同社店舗は年間わずか60~90日しか営業せず、ストリップモール(北米でよく見られる屋外の細長い小規模ショッピングセンター)の空いている小売スペースを使っている。店舗の広さは650~930平方メートルだ。今年は2019年よりも少し店舗の数が増えており、スピリットはハロウィーングッズ専門販売業者として他の追随を許さない規模だ。他にはパーティー・シティやウォルマートなど、より従来型の小売店舗も多くのハロウィーングッズを取り扱っている。

シルバースタインは、パンデミックが企業の破産や清算を多く引き起こす中で、不動産分野での選択が同社にとってプラスに働いたが、こうした選択はスピリットが通常使用しているよりも土地占有面積が大きな店舗に影響を与えがちだったと述べた。同社店舗の約3分の2は、前年と同じストリップモールにある。
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翻訳・編集=出田静

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