行動者発のプレスリリースが流通するプラットフォーム

トランプの続投か、それともバイデン新大統領の誕生か。11月の投票まで二カ月を切った2020年アメリカ大統領選は、今後四年間の世界のリーダーを選ぶといっても過言ではない。

今から四年前、この選挙の裏側で暗躍し、現トランプ政権誕生の原動力となった「ケンブリッジ・アナリティカ」(以下CA)という正体不明のコンサルティング会社をご存じだろうか。

CAは、ソーシャルメディアとビッグデータを駆使して、アメリカ国民の投票行動をいとも簡単に操り、劣勢といわれたトランプ氏の大逆転を可能にしたのだ。

そんな謎に包まれたCAの元社員で、一連のスキームづくりに携わっていた著者が、大統領選を巡っての詳細な手口を明かした衝撃の告発本、『マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア』(新潮社)が本日発売された。

彼らが狙い、利用したのは、フェイスブックに集積された膨大な個人情報だった。巧妙に仕組まれた性格診断アプリを介して、回答した本人のみならず、その友人の情報までを入手したのだ。その数なんと8700万人分。これを元に、彼らはそれぞれのユーザーごとにカスタマイズした情報を流すことで、人々の憎悪を掻き立て、分断を煽り、投票行動を操ったのだ。

あなたが押す「いいね!」が危険にさらされる?


「自分はそんな簡単に個人情報を盗まれないし、情報にも踊らされない」と信じているあなたも、残念ながらすでに術中にはまっている可能性は高い。たとえば、ネット上で「いいね!」を何も考えずに押してしまっている人などは要注意だ。

「いいね!」10個分の分析で職場の同僚よりあなたを知ることができ、150個では家族より、そして300個分の分析であなたの配偶者よりも、あなたの行動を正確に予測できる──と聞けば、これまでの自身の行動がいかに軽はずみで危険であったかを悔やまずにはいられないはずだ。

あなたがいつ、どこで何のページを見たか。誰とつながり、何に「いいね!」を押し、どんな言葉を検索したか。性別や年齢よりもはるかにあなた自身を語るビッグデータを、彼らはAIで解析して、あなた以上にあなた自身を熟知する。そしてあなたに狙いを定め、囲い込み、洗脳するのだ──。

私たちが生きている世界の常識を根本から覆す本作には、あの世界的な生物学者で、『利己的な遺伝子』著者のリチャード・ドーキンス氏が「どうか、どうか、どうか、マインドハッキングを読んでほしい」と連続ツイートするなど、各界の識者から様々なコメントが寄せられている。

◆松尾豊(東京大学教授・人工知能研究者)
「データとAIの力を改めて思い知らされ、その使い方を考えさせられる」

◆渡辺靖(慶応義塾大学・アメリカ研究者)
「「民意」を信じている人は、目を覚ました方がい。戦慄の一冊」

◆瀬尾傑(スマートニュースメディア研究所所長)
「政治もデータもメディアも、この本を読まずに語れない」

PR TIMESより

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