採用目的のオウンドメディア|メリット・デメリット、厳選事例を紹介

REDPIXEL / stock.adobe.com

従来、企業の採用手法は主に「求人媒体」「転職エージェント」が中心であったが、2000年代に入ってから、新たに「オウンドメディア」を活用する企業が増えている。

オウンドメディアで継続的に潜在的な社員候補となる人たちと接点を持ち、彼らをナーチャリング(育成、啓蒙)することで、自社にマッチする求職者を獲得するという施策だ。

この記事では、採用オウンドメディアの概要を説明した上で、実際に採用オウンドメディアを活用している企業の成功事例と、そこから読み解ける採用オウンドメディアのメリットや注意点について解説していく。

参考:採用ブランディングに関する記事一覧

採用オウンドメディアとは


企業が自前で運用するWebメディアを「オウンドメディア」というが、その中でも特に採用活動を目的としたものを「採用オウンドメディア」と定義する。

新卒採用などでよく制作される、いわゆる採用サイトも自前運用という意味ではオウンドメディアの1つではあるが、「コンテンツを常時更新」し、「継続的に読者とつながる」という運用のスタンスが異なる。

採用オウンドメディアは、求人媒体とは異なり、サイトの全コンテンツを自社で設計・運用できるので、自社の強みがある。

採用オウンドメディアで掲載すべき5つの要素


ユーザーに対して、次の情報がわかるようなコンテンツを掲載しておくことが望ましい。もちろん1つのページでこれらを網羅する必要はないので、それぞれにある程度の情報量をもたせておくと企業理解につなげられる。

広報・宣伝的な役割を主な目的にしたオウンドメディアとの違いとして、採用をゴールとしたコンテンツ群を設計することが重要になる。

1. 自社のミッション、ビジョン、バリュー
2. 社員のインタビュー
3. 社内制度や福利厚生
4. イベント情報
5. エントリー時期・方法

企業のブランディングや採用活動に役立つ情報を配信中
次ページ > 5つの要素をそれぞれご紹介

文=小野祐紀

ForbesBrandVoice

人気記事