アップル、新型アップルウォッチで「健康とサブスク」に注力鮮明

アップルウォッチ6背面に血中酸素飽和度センサーがある(アップル提供)


アップルはさらに、以前から登場が期待されていた複数のサブスクリプションを割引価格で提供する「Apple One」の立ち上げを宣言した。これはApple MusicとApple TV+、 Apple Arcade、iCloudをまとめて月額14.95ドル(日本では1100円)で提供するサービスだ。さらに、Apple News+とApple Fitness+を加えたバージョンは月額29.95ドル(日本では提供未定)とされている。

スポティファイはアップルの「独占的」姿勢を非難


アップルがサブスクリプションに注力する姿勢を打ち出したことで、音楽ストリーミングのスポティファイや、在宅フィットネスのペロトン(Peloton)らとの競争はさらに激化する見通しだ。スポティファイの広報担当はCNBCの取材に「アップルは優位なポジションを利用して、競合企業を不利な立場に追いやり、公正な競争環境を阻害している」とApple Oneの取り組みを非難した。

一方で、ペロトンCEOのJohn Foleyは「Apple Fitness+はフィットネス系コンテンツを正当化するものだ」と評価した。ペロトンは高額なトレッドミルやフィットネスバイクを販売しつつ、独自のアプリでフィットネス講座を提供している。

アップルは通常であれば9月に開催するイベントで新型iPhoneを発表するが、今年はパンデミックの影響でiPhone 12の発表を遅らせた模様だ。ブルームバーグによると、Phone 12の発売は少なくとも10月以降になる見通しという。

編集=上田裕資

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