時代を読む、東京ホテルストーリー vol.3「SORANO HOTEL」

天井を飾るルーバーはまるで木造を想わせ、リゾ-トらしい開放感が爽快な印象。


人生を見つめなおす休暇!心の平安、優しさ、思いやり、すべては健康が基本。


「SORANO SPA」は、景色の見渡せる高層階のベストビューポイント、10~11階に造られた。温浴施設のインドアスパ(天然温泉)、ジャクジー、ナノミストサウナ、ジムスタジオの施設が揃い、ルーフトップには、開業以来、高い人気となったインフィニティプール(長さ60m・温泉水使用)がある。


スパの階には“コンディショニング”を重視したジムスタジオと、広いナノミストサウナが。


東京随一の長さを誇る60mのインフィニティプールは温泉水を利用。好天ならば富士山も遠望できる。

一方、ウェルビーイング滞在に、なくてはならないのが健康的な食事であろう。ホテルには「DAICHINO RESTAURANT」があり、“適地適作”を掲げる料理長が、地元のみならず、多摩地域、更に秩父・甲信地方など、近隣地域の産地から安心安全な食材を探し、ダイナミックで美味しいオリジナル料理を提供している。

メニューには、ほとんどの滞在者がオーダーし、口コミで近隣の人々も食事に訪れオーダーするという“大地のサラダ”が人気を呼んでいる。常に30種以上の野菜や、ハーブ類も加えると50種にもなる健康的で美味しいシグナチャーディッシュである。


「大地のサラダ」は見た目も美しく、多くの新鮮野菜・食材を使う手を掛けるシグナチャーディッシュ。

1日の始まりには朝食も重要だと説くホテルには、2種類の和食を基本とする朝食が用意されている。料理小鉢が6種セットされるウェルビーイング活性御膳「晴れ(ハレ)の朝食」(Well-being Slow Breakfast)と、もう一方は、一汁三菜のシンプルな健康食「褻(ケ)の朝食」(Well-being Light Breakfast)である。健康の基本である美味しい‘水’にもこだわり、ホテルでは客室に置かれる水も含め、100%の天然水(超軟水、硬度24mg/リットル)を使用、徹底したこだわりがここそこに見える。

賑わう立川駅周辺とは環境が異なり、駅からわずか徒歩8分の場所に生まれた新街区「GREEN SPRINGS」には、こうして空に向かうホテルの力強いメッセージが宿っている。さらに、ホテルの庭のように緑が美しい国営昭和記念公園が隣接し、広大な花畑や池、渓流、サイクリングコースなどグリーンエリアが一望できるのも幸運なロケーションだ。

今話題のマイクロツーリズムやリモートワーク、もちろん家族でのんびり過ごす週末にも、「SORANO HOTEL」はお薦めできそうだ。客室は全81室、タイプの異なる客室も揃い選択肢がある。スパのトリートメント付きの「スパスイート」や、犬と泊まれる「ドッグフレンドリー Wa Modern」、ユニバーサル対応の「ステュディオコンフォートパークビュー」、そしてミニキッチン付きの客室、さらに小グループ3~4名対応の客室なども用意されている。最低でも52㎡の広さの客室ならロングステイにも快適だろう。


愛犬とゆっくり過ごせる「ドッグフレンドリー Wa Modern」(52㎡)。

SORA NO HOTEL
東京都立川市緑町3-1 W1
https://soranohotel.com/

文=せきねきょうこ

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