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I write about personal branding.

Photo by Alexi Rosenfeld/Getty Images

マスクを着用することには、健康面での効果があることが証明されている。米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は報道発表で、「私たちは新型コロナウイルス感染症に対して無力なわけではない。布マスクは新型コロナウイルス拡散のスピードを落とし、広がりを食い止める上で特に強力なツールの一つだ。コミュニティーで普遍的に使われた場合は特にそうだ」と述べた。

これだけではマスクを着用する理由として十分でないようであれば、マスクには経済的なメリットもあることを指摘しておく。米金融大手のゴールドマン・サックスの調査では、米国でマスクの着用を義務にすることで新たな感染者の増加率が鈍化し、追加のロックダウン(都市封鎖)措置が回避され、国内総生産(GDP)の5%の損失が防げると示唆されている。

これは魅力的なデータだが、私がマスクの着用に持つ関心は巨大な医療・経済上のメリット以外にある。マスクには、パーソナルブランディングに関するメリットも存在するのだ。

まず第一に、マスクをつけることであなたが配慮できる人であることを示せる。効果的なパーソナルブランディングは、他者があなたにできることではなく、あなたが他者に提供できる価値を強調するものだ。

現在では、マスクは着用者のウイルス感染を予防することよりも、無症状だが新型コロナウイルスに陽性の人が他者を感染させないようにする方により効果的であることが分かっている。そのため、共感の気持ち(他者の気持ちを理解していること)を示すことで、あなたに関して明確なメッセージを送ることができ、自分がコミュニティーの役に立つ人間であることを示せる。

これは、細菌の拡散を防ぐために肘で抑えてくしゃみをしたり、後ろにいる人のためにドアを押さえたりなど、自分がチームプレーヤーであることを示すため自然に行なっている他の行動と同じだ。アジアの人は数十年の間、病気の拡散を抑えるためにマスクを着用してきた。

米紙アトランティックの記事によると、香港理工大学の医学人類学者、蕭婉文は「香港では現在、公共のスペースでマスクをつけなければ非難され差別されることになるだろう。この理由は、あなたがウイルスを拡散しているかもしれないと人々が恐れているからだけでなく、この行動があなたの市民としての責任の低さを示しかねないからだ」と述べた。

オフィスでの勤務が再開されるようになれば、企業や地方自治体は顔面被覆を義務化する可能性が高い。しかし、それに従おうとしない人も出てくるだろう。それは、あなたのブランドについて何かを示すことになるかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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