オリパラの女性コーチは2割弱? スポーツ庁x日体大のキャリア育成・支援プログラム

女性社員の定着、管理職登用・育成を目的とした社外メンターの育成と派遣事業を行う「Mentor For」が、スポーツ庁より委託を受けた日本体育大学による女性アスリートの育成・支援プロジェクト「女性エリートコーチ育成プログラム」で、オリンピック・パラリンピックなどナショナルチームクラスでの活躍を目指す女性コーチに2020年9月より社外メンターをマッチング・派遣する。
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MentorForは主に、女性エリートコーチ*1に対する中長期のキャリア形成の支援、リーダーシップ開発、ワークライフバランスの助言等を中心にメンタリングを行う。

*1:女性エリートコーチ:女性アスリートや女性コーチにとってのロールモデルとなり得る、ナショナルチームクラスでリーダーシップを発揮し、高い競技水準で指導を行う女性指導者のこと。

女性エリートコーチに関する育成の現状と課題


女性アスリートの活躍が注目される一方で、オリンピック競技大会における日本代表選手団の監督・コーチ全体に女性が占める割合は、ロンドン大会12%、ソチ大会15%、リオデジャネイロ大会16%に留まり、女性コーチは未だ少ない状況にある(データ元:JSC調べ)。
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また、アスリートの強化・育成の現場に女性リーダーが少ないことから、女性エリートコーチ自身の、女性特有のキャリア形成における課題(出産によるブランク、育児をしながらの選手育成、女性リーダーとして男性多数の組織での等)におけるロールモデル、相談相手が周囲に少ないという声が多い。

今後女性選手の増加が必須となり、女性コーチも増えていく中で、女性コーチのライフイベントを含めたキャリア設計の支援、ロールモデル創出が急務となっている。

プログラムの目的


女性コーチのキャリアを形成する上での課題やニーズを個別に紐解き、それぞれに合った解決策をメンターと共に探る2年間のプログラム。

コーチング技術や知識を学ぶ集合研修をはじめ、海外研修・メンタリング・OJT等の実践を重視した内容を行い、プログラムを修了した人材が、日本における各競技種目の競技力向上や女性コーチの普及を牽引し、ひいては社会全体における女性活躍の場を広げる原動力となってくれることを目的としている。

プログラムにおけるMentor Forの活動概要


実施期間:2020年9月から2年間
活動概要:女性コーチ(=メンティ)へのメンタリングを毎月1回、主にオンラインにて実施
参加メンター:Mentor Forの40代〜60代の公式メンター
*プログラムは2020年9月より2年間、日本体育大学のメンターとともに活動する。

「女性エリートコーチ育成プログラム」とは

プログラムは、1. オンライン研修会および集合研修会、2. オン・ザ・ジョブトレーニング、3. メンタリング、4. 海外研修、5. 国際ショーケース・カンファレンス、6. 実践コミュニティの形成と活用から構成されている。

参加者である女性コーチの受講料の負担はなく、受講するにあたって必要な経費(託児所の費用や交通費等)の支給が受けられ、受講者の実状に合わせた学習ができるように日本体育大学のスタッフが伴走する。

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出典:日本体育大学

受講者(女性コーチ)について

様々な競技団体から選抜された、ナショナルチームクラスで活躍をしている(目指している)女性コーチ(コーチを目指す現役アスリートを含む)。受講者は、ボート、スキー、ボッチャ、水泳、セーリング、テコンドー、自転車、トライアスロン、ビーチバレーボール、バスケットボールなど幅広い競技種目から参加している。

PR TIMESより

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