出会い系アプリやEコマース関連の調査を行う企業RealMeによると、アプリを用いたパートナー探しは、さらに浸透しつつある。新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、SNSや出会い系アプリの利用率は急激に高まっており、背景には孤独感を感じる人が増えたことたがあげられるという。
RealMeによると、回答者の67%がパンデミック後に一人暮らしを快適に思わないようになったと述べたという。さらに、パートナー探しに悩む人の割合も64%に達しており、相手を求める気持ちが強まった結果、妥協してもいいと考えるケースも増えている模様だ。
さらに、今後も数カ月以上、社会的な隔離が続いた場合、「出会い系アプリの利用頻度をさらに増やす」と答えた利用者は全体の半数以上に達していた。この回答はミレニアル世代において特に顕著で、全体の64%にのぼっていた。
また、全体の76%以上がパートナー候補と会話する時間を伸ばしたいと回答し、3分の1以上が「ロックダウンを受けて、意味のある会話をしたい気持ちが強まった」と答えていた。
一方で、当然のことながら、出会い系アプリの利用者の72%が、新型コロナウイルスの発生以降は相手と出会った際の身体的接触を控えるようになったと述べていた。
RealMeは調査方法の詳細を明かしていないが、「デートの際の行動は個人の性格によって様々であり、一部のプロフィールには危険な兆候も見られる」と指摘した。さらに、「以前よりも精神状態が不安定だ」と答えた人の69%が、相手探しに慎重になっている一方で、外交的な性格の人々はSNSの匿名性を活かし、これまで以上に活発に相手探しを行っているという。
今回の調査結果はRealMeによって発表されたが、調査そのものはFTIコンサルティングが米国の3000人以上を対象に実施したものだ。