雇用主は、こうした全ての質問に明確に、ためらわず答えられなければならない。答えるのを嫌がったり、全ての詳細情報を提供できなかったりすることは2つの大きな警告サインだ。一方で、企業が質問に答えたり詳細な答えを提供したりすることをいとわなければそれは特に良い兆候と言える。
企業が新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の時期にどのように物事に対処しているかについて感触を得るため、面接で尋ねる必要がある質問は次の4つだ。
1. どのような入社プロセスになるか
遠隔で仕事を始めるときには、何が期待できるかを理解することが役に立つ。初日からきちんとした訓練を受けて仕事を始められるよう、企業からきちんとした新人研修プロセスが提供されることを確認したいはずだ。
聞いておくべき大事なことは、どのようにトレーニングが提供されるか、毎日の仕事を行う上であなたを導いてくれる他の従業員とパートナーを組むことになるのか、上司や同僚とどのように会うのかだ。大半のトレーニングは従業員サイトを使ったオンライン研修で行われるだろうが、目標設定と関係構築のため、上司との1対1の時間も予定に組み込まれているべきだ。
どのようにチームと対面し一緒に働くのかについての計画も網羅されるべきだ。言及がなければ、あなたの方から質問すべきだ。
2. 仕事で成功するにはどのような技術やツールが必要か
新型コロナウイルスの流行前には、必要な技術やツールが全てオフィスにある自分用の新たなデスクに備えられていると考えればよかったはずだ。遠隔勤務になれば、こうした必要なものをそろえるのはあなたになるかもしれない。
一部の企業は、在宅勤務に必要なツールを従業員に提供するだろう。会社のノートパソコンや電話、外付けモニター、プロ品質のヘッドフォンが送られてくるかもしれないし、作業スペースの設備を整えるための手当が支給されるかもしれない。あるいは、何も支給しない企業もあるかもしれない。これらは仕事を始める前に知っておく価値がある。予想外の支出が生じることは避けたいはずだ。