効果的な採用動画を制作するコツ|目的別の事例も紹介

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3. 説明会の登壇者や面接官など、人に依存することなく情報発信ができる


会社説明会や面接では、その場に出る担当者によって説明する項目や内容に違いが出ることが少なくない。担当者によって採用候補者に与える印象が異なれば、優秀な人材の心をつかみ損ねるといった可能性もある。

その点、綿密に構成を練った採用動画を用意しておけば、企業のアピールポイントを抜けもれなく伝えることができるため、属人化せずにいつでも同じ情報発信ができる。

4. 知名度の低い企業でも動画を通して興味喚起できる


採用動画の面白さやギャップ、意外性などからソーシャルメディアなどで話題に上がる可能性もゼロではない。

また最近は、文字コンテンツよりも動画コンテンツのほうが検索で上位に表示されやすい状況にある。

タイトルや構成などに工夫をして、地域や業界といった、自社を見つけてもらうためのフックを用意しておくことで、求職者が直接社名を知らなくても、検索時に見つけてもらいやすくすることもできる。特にYouTubeは「見つけてもらいやすさ」を高めるための手段として良いだろう。

知名度の低い企業でも動画を通して興味喚起できる
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制作における4つのポイント


では、どうすれば上で挙げたような効果をもたらす、魅力的な採用動画を制作できるのだろうか。制作時に押さえるべき、具体的なポイントをご紹介しよう。

とはいっても、撮影手法や編集方法など、作業の意味でのポイントは紹介しない。というのも、セミナーの録画などでない限り、動画制作は自前で行うよりも専門の制作会社などに任せたほうが良いからだ。

そのため、ここではそうした外部のプロフェッショナルに依頼する前提で、発注する側でどのようなことを決めておくべきかについてフォーカスしてみたい。

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文=小野祐紀

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