ニュースサイト9to5Mac記者のギルヘルム・ランボーは、ユーチューブに掲載されたアップルのイベント告知動画のメタデータに、興味深い記述が含まれているのを発見した。そこには“Apple Watch”と“iPad Air”の2つのキーワードが含まれていた。
メタデータ内には他にもiPhoneやMac、Macbookなどのキーワードが含まれていたが、これらはいずれも現行モデルを指していると考えられる。しかし、そこにはアップルがこれまで公にしたことのない文言が記されている。それが、“Series 6”というキーワードだ。
15日のイベントはアップルウォッチのシリーズ6にフォーカスしたものになる見通しだ。アップルが配信イベントの名称を「Time Flies」としたことからも、この発表会が時計に絡むものであることが予測できる。
さらに、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者も「15日のイベントで、iPhone12は発表されず、新型アップルウォッチと新型iPadが発表される」とツイートした。
ここで気になるのは、筆者が数日前に記事化した、廉価版アップルウォッチの「アップルウォッチSE」が10月に発売されるという噂だ。
しかし、今回のイベントの予告動画に“SE”というキーワードは含まれておらず、廉価版のアップルウォッチが発表されるのは、まだ先のことになりそうだ(もしくは、SEという名称を用いない廉価版が発表される可能性もある)。
そして、もう1つ注目すべきなのが、“シリーズ5”という文言がメタデータから発見されたことだ。これは、アップルが昨年のモデルの販売を継続することを示唆している。
シリーズ5のウォッチは、おそらくアルミニウム仕上げのみで販売され、シリーズ3が段階的に廃止されていく中で、シリーズ6と肩を並べることになるだろう。そして、来年の春にはSEが新たなエントリーレベルの製品として発売されるというのが、妥当な流れと考えられる。
一方で、第4世代のiPad Airもさらに進化を遂げることになりそうだ。フルスクリーンの前面にFace IDが搭載される、もしくは、電源ボタンの内部かディスプレイの下に、新たなTouch IDが搭載されると考えられている。
気になるiPhoneの新型モデルについては、アップルのCFOのルカ・マエストリが既に、数週間遅れになることを示唆しており、9月15日に発表される可能性は低いだろう。