経済・社会

2020.09.08 17:00

トランプ元腹心の暴露本が発売、大統領の歪んだ感情と言動を詳述


さらに、ホワイトハウスの広報担当者、ブライアン・モーゲンスターンは、コーエンの著書を「ファンフィクション(二次創作)」だと批判。AP通信に対し、「コーエンは、ずっとうそをついていたことを認めている。それにもかかわらず、自分は人から信じてもらえる、本を出せばそれで儲けられると考えている」と語っている。

今もトランプを敬愛


コーエンは2006~18年まで、トランプの顧問弁護士だった。トランプ・エンターテイメントの共同社長の肩書を持ち、2017~18年には共和党全国委員会の財務副委員長も務めた。

だが、2018年8月に選挙資金法違反、税金詐欺、銀行詐欺を含む8つの罪について有罪を認め、3年の禁固刑を受けた。連邦刑務所に収監されていたが、現在は釈放され、残りの刑期を自宅拘禁で過ごすことになっている。コーエンは著書のなかで、トランプは自身と「同じ罪で有罪だ」と主張している。

コーエンはまた、トランプのために働いていたころの自身を振り返り、次のように述べている。

「トランプを喜ばせることが、なぜ私にとってそれほど重要なことだったのか、ずっと分からないままでいる」「いまだに、十分な答えは見つからない」

「今でも私には、ドナルド・トランプを慕う気持ちがある。過去も現在も、彼に対して深い敬愛の念を抱いている」

編集=木内涼子

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