家でも役立つ旅の習慣 巣ごもり生活を改善する4つのコツ

JGI/Tom Grill / Getty Images

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で、乗客輸送やホスピタリティー、観光業は大きく低迷した。人々が再び安心して旅行ができるようになるまでは、しばらく時間がかかるかもしれない。

頻繁に旅行や出張をする人は、道中の生活を少しでも快適にするための習慣があるかもしれない。苦労して学んだこうしたコツを無駄にする必要はない。

以下に挙げる4つの旅のコツは、自宅での巣ごもり中も自分や家族の生活を整え、日々のマンネリを打開する役に立つはずだ。

1. 旅の準備のように服を選ぶ


頻繁に旅をする人にとって、持っていく服を事前に選んでおくこと(また機内持ち込み手荷物に入る服を合理的に選ぶこと)は欠かせないステップだ。服を準備しておけば、突然ズーム会議が設定されたとしても部屋着姿で恥をかく心配がなく、参加のモチベーションが上がる。

ドライクリーニング専用の服やシワがつきやすいもの、修繕や特別なケアが必要なものをより分け、簡単に着られる基本の服を7日分用意しよう。

2. モーニングコール当番を作り、1日の予定を管理する


自宅から離れたところでも普段のリズムを維持するには、一連のアラームとチェックが大切だ。(空港のラウンジでだらだらと時間を過ごし、時間になってから慌てて搭乗口に走った経験がある人ならば、このルールの大切さは身に染みて分かっていることだろう)

例えばホテルでの生活では、いつもと違うスケジュールに合わせなければならない。清掃やターンダウンサービス、チェックインやチェックアウト時間、朝食の時間、階下のバーのハッピーアワーなど、ちょっとしたスケジュールでさえも、生活のリズムが崩れるように感じてしまう。

家族にそれぞれの起床時間リストを与え、それぞれが毎日交代で他の家族を起こすというルールを作ることで、楽しく朝のルーティンを守れるようにしよう。コーヒーやジュース、新聞の準備をそれに加えてもよい。

携帯電話などに、1日を通してタイマーやリマインダーを設定し、家の中の別の場所に“チェックイン”したり、部屋を変えたり、仕事を中断して別の作業に取りかかったりしよう。最初は管理のし過ぎのように感じるかもしれないが、他の人との予定を立てれば、ネットフリックスでだらだらと1日を過ごしたり、1日中仕事をして自分に負担をかけたり、時間感覚を失ったりすることを避けられる。
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編集=遠藤宗生

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