「みんなに好かれる子」の親がしている挨拶の習慣

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挨拶をされたら、必ず返す


挨拶は、相手の存在を認め、自分の存在を認めてもらうことです。挨拶をしてくれる人には、必ず挨拶を返すように教えます。

挨拶を返さないと無関心だと思われます。無関心は「相手の存在はどうでもいい」というメッセージになり、最も相手を傷つけます。お互いに挨拶を交わし合うのはコミュニケーションの基本です。

気持ちをこめて


挨拶の「挨」には「心を開く」、「拶」には「相手に近づく」という意味があるそうです。挨拶をするときはその言葉の意味を思い出しながら、相手の顔を見て、気持ちをこめて声をかけるように心がけます。

子どもにはスキンシップをまじえて、ハイタッチやハグをしながら挨拶をすると、とても喜びます。

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スキンシップをとることで、先にも触れた愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌をうながせるというメリットもあります。

できなくても責めない


子どもが挨拶をしないときには、「恥ずかしい」「照れくさい」「素直になれない」といった思いがあります。けれどもそこで、「どうして言えないの?」と強要したり叱ったりすると、子どもはかえって反発し、挨拶をすることが楽しくなくなってしまいます。他の子と比べてできないことを責めるのも逆効果で、かえって萎縮することもあります。

挨拶が苦手な場合にはあせらず、「〇〇ちゃんちに着いたら最初になんて言おうか?」と心の準備をうながしたり、蚊の鳴くような声でも挨拶ができたら一緒に喜んであげるなど、子どものペースに合わせるようにします。

(本稿は、『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』からの抜粋です)

親が子にしてやれること「ベスト100」──著者からのメッセージ


私はこれまで、一男一女の子育てのかたわら、「プレジデントFamily」や「ReseMom」「ダイヤモンド・オンライン」など数々のメディアで、教育に関する記事を書いたり、企画や構成に携わったりしてきました。

さまざまな分野で卓越したお子さんたちとそのご家族、学校・塾・習い事の先生や生徒さんたち、あるいは研究の最前線に立つ大学の先生方などにも取材をし、話を聞いたり実際に現場を見せていただいたりしながら、最新の情報をお伝えしてきました。

そんな私を含めて、いま教育に関わりのある人たちが共通して感じていることがあります。それは、「現代の親は、多すぎる『子育て情報』におぼれている」ということです。

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