プレミアムなジープ「サミット」で、プレミアムなワインリゾートへ

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東京からの旅行者はあまり歓迎されない時期ではあるけれど、リゾナーレ八ヶ岳に着くと、スタッフに笑顔で挨拶された。エントランスやレストラン入り口での検温や消毒、フロントでは飛沫感染を防ぐためにアクリルパネルを挟んでと、対応は徹底的だ。お客もスタッフももちろんマスク着用だし、海外渡航歴のチェックも実施されていた。

ホテル内の写真

相変わらず施設自体は広々としているけど、しっかりとソーシャルディスタンスやマスク着用などを守っているから、安心できる。そして部屋に入ると、驚いた。今までリゾナーレ八ヶ岳でこんな広い部屋に泊まったことがない。テレワークしながら家族と豊かな時間を過ごせるように、4人が泊まれるように用意された部屋なので、小さな食事会ができるほどのスペースがある。テレワークとは言っても、旅先で感染するわけにはいかないとの危惧もあるけれど、ここは感染対策がかなり徹底的。

レジデンステラスの写真

部屋で一息ついてから、当然ワインのテイスト・テスティング会場へ直行。ワインリゾートと呼ばれるだけあって、試飲専用コーナーにも感動した。国産のワインもあれば、海外のブランドも用意されている。リゾナーレ八ヶ岳おすすめのワインが5、6種類テイスティングができ、ワインがすぐに酸化されないように、それらを窒素で保存している。

そして、このワインショップで購入するワインは、この施設内のレストランに持ち込むことができる。僕の故郷オーストラリアでは「BYO制」(Bring Your Own)という、ごく一般的な持ち込みシステムだけど、日本でもだんだん浸透してきたかな。

リゾナーレのワインセラー

テイスティングを終えたら、施設を散歩してみることにした。ピーマン通りというメインストリートから見ると、本館の外観が10年前とはかなり変わっていた。その理由の一つは、ワインをとことん楽しむためにメゾネットを作ったからだった。ベッドルームとワインを味わうスペースと別に備えているとは、家族やグループそれぞれの快適さを実現している贅沢が嬉しい。

有名なピーマン通り

そして、ディナーへ。リゾナーレ八ヶ岳内のレストランも当然、ソーシャル・ディスタンスや検温を守り、入り口での消毒も行ってからテーブルへ案内される。今回、ラッキーなことに、ワインショップで選んだワインは、お肉とお魚の料理にぴったりとマリアージュしたので、嬉しかった。上手くいかない場合があるからね。

ディナーの様子

ゆっくりホテルに泊まる時の楽しみの一つは、メニューが豊富なビュッフェスタイルの朝食だろう。カトラリーや食器を介して感染すると聞かされているが、リゾナーレ八ヶ岳では80度以上の高温洗浄しているらしい。また、レストランが混雑しないように時間を指定した分散制を実施している。テーブルに案内されると、プラスティックのパーティションやシートで仕切られている。テーブルには、ビュッフェ用に手袋と、マスク入れが用意されているという徹底ぶり。こう言うきめ細かいサービスは、さすが日本だな。

はっきり言えるのは、一泊二日は短すぎる。やはり、こんな環境では三日は泊まりたいね。チェックアウトして、ジープに戻った。ゆっくり運転して帰ってきたけど、ジープのしなやかな乗り心地と耳に優しいハーマン・カードン製の音が体を癒してくれた。リラックスできたのは、ジープの性能と乗り心地で半分、リゾナーレ八ヶ岳での一泊が半分と言える。また、行きたいな。

文=ピーター ライオン

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