空港での水際対策、自主隔離 濱口秀司のコロナ禍「日本入国体験記」

濱口秀司(ご本人提供)


「日本の水際対策は、しっかりしていると思います。係員の方々も素晴らしい対応だし、嫌な経験は一切なかったです」

その上で、国際的な移動を避けられないビジネスパーソンに向けて濱口さんはこうアドバイスをする。

「僕みたいにビジネスで移動する人は、1カ月間オンラインミーティングだけでしのぐという働き方の設計ができるなら問題ないです。日本からアメリカに出張する場合は、アメリカ入国時に2週間の隔離があって、日本に帰国した際にもPCR検査で陰性であっても2週間は自主隔離をすることになり、対面ミーティングができないので。

ただ、アメリカの2週間の自主隔離は義務ではないので、僕の場合はクライアントさんに事情説明をしたうえで、彼らの意思でアメリカ再入国翌日から対面ミーティングを行うケースもあるので、日本入国からの2週間が実質のハードルです」

しばらくは日本に留まってホテル生活を続けて仕事をするという濱口さん。コロナ禍の収束が見通せない中、どんな心持ちで過ごしているのだろうか。

「僕は仕事をしながらその時をとことん楽しむタイプ。未来予測家でもないし、新型コロナウイルスの収束後の世界なんて知りません。ただ、いま自分ができることに集中してやった方がいい。制約された世界の中で、仕事のより良い方法を見つけるため、むしろいろんな実験をして楽しんでいます。現在スローダウンしているとはいえ、各国の出入国の機会はあるのでまたツイッターで発信するかもしれません」

文=田中舞子

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