世界で初めてのUSBメモリのコンセプトを創出するなどビジネスデザイナーとして活躍する濱口さんは、各国にクライアントや拠点を持つため、コロナ以前は365日世界中を飛び回っていたという。現在では、多くの会議がオンラインとなっているが、日本で対面ミーティングが必須な仕事があったため日本へ入国することになる。
「誰に聞いても出入国については詳細な情報がわからなくて。今後のミーティングのスケジュールの移動の精度が上がらない。僕は基本的にリスクテイカーなので、ならば自分で体験してみようと思い、実際にやってみました。僕の情報が誰かの役に立つならいいですね」
ただし、濱口さんは日本に住民票がなく、アメリカの永住権(グリーンカード)を保持している。日本に住所を持たない場合は、事前に待機できるホテルを確保するなどの準備が必要だ。アメリカを出発し日本に入国する際の様子をツイートの流れに沿って、解説してもらった。
※以下に示す情報は、取材時のものであり今後変更される場合があります。
1. アメリカ・ロサンゼルス空港から出国
静かなるLAX。 pic.twitter.com/0mI11d9qPz
— Hideshi Hamaguchi (@hideshione) July 29, 2020
ロサンゼルス空港には人の姿がほとんどなく、閑散とした様子だ。出国時はどのような手続きがあったのだろうか。
「アメリカ出国時は、特に検査やチェックは何もなかったですよ。出て行く人はご自由にという国なので。万が一チェックインカウンターでトラブルになったらいけないので、オンラインチェックインをして、モバイルボーディングパスを発行しておきましたが」
2. 成田空港での入国審査はグループ行動
機内で日本入国書類に加えて検疫関係の書類が手渡され、東京・成田空港に到着後、入国後の滞在先申請など様々な手続きが待っている。
「飛行機が着陸してもすぐに降りることはできません。まず、トランジットの人、つまり日本に入国しない人たちが降ります。その次に体の不自由な方たち。降りる際は、だいたい10人単位でした。もしかしたら家族は考慮されて10人を超える場合もあるかもしれないけれど、基本10人でグループ移動しました」